ウッドとアイアンの中間距離を補うクラブとして勢力を増しているユーティリティクラブ。その種類はウッド型、アイアン型と多岐にわたりさまざまだ。ユーティリティクラブの特徴はアイアン並みにシャフトが短いわりに、ヘッドはウッド並みに重心深度が深いこと。つまり、アイアンのように振りやすく、弾道はフェアウェイウッドのように上がりやすいということだ。方向性を重視したアイアンが進化したクラブともいわれている。
プロの間でも、方向性が良くボールも程良く上げることができるから、難しいロングアイアンに換えてバッグに収められているのだ。
そんなプロの要望を基に開発された「N.S.PRO HYBRID」シリーズは、“WOODの打ち出し角、打ちやすさとIRONの球の強さ、コントロール性を兼備する”ハイブリッド専用シャフトだ。
「クセがなく打ちやすい」と、今では軽量シャフトの代名詞といっても過言ではないN.S.PRO950シリーズ。今回、発売となる「N.S.PRO HYBRID」シリーズにはその遺伝子が注ぎ込まれている。
特徴は、シャフト先端の剛性をアップさせ、手元よりにキックポイントを設定している点にある。よりアイアンに近いフィーリングを生むことで強弾道を実現、アイアンの流れのままに打つことができるのだ。また、ウッド系の剛性配分で設計されたことで、高い打ち出し角となりキャリーを出しやすいクラブに仕上がることだろう。
テストしたプロのなかには、「カーボンのような動きなのに球は強い。抑えもきくし打ち分けもしやすい」と上々の評価を得ている。
ラインナップは、100gのモデルと110gの2モデルにそれぞれSとX、2タイプのフレックスのラインナップを予定している。ショットメーカーなら一度は試したいシャフトに違いない。
N.S.PRO HYBRID
Type110重量:110g(S)、114g(X)
トルク:2.00(S)、1.90(X)
Type100
重量:99g(S)、103g(X)
トルク:2.20(S)、2.00(X)