はじめてのラウンドでも大丈夫
これまでクラブの振り方や基本的なルール、マナー、さらに練習場の紹介をしてきました。しかしゴルフは自然のなかでのラウンドにこそ醍醐味があります。ゴルフ場での一日の流れを紹介します。
ゴルフ場に着いたら
ドレスコードやキャディバッグの積み下ろしなど利用する上での注意点はゴルフ場のホームページや予約サイトに書いてあることが多いので、一度確認しましょう。到着後も分からないことがあったら、遠慮せずゴルフ場のスタッフに何でも聞きましょう。
絶対にやってはいけないのは(ゴルフに限りませんが…)無断キャンセルと連絡なしでの遅刻です。やむを得ずキャンセルするときや遅刻しそうなときは必ず、前もってゴルフ場に連絡してください。
ゴルフ場に到着したら、受付カウンターでチェックインを済ませましょう。プレーのスタート時間やコース(イン、アウトのどちらかなど)を確認するのを忘れずに!ゴルフ場によって異なりますが、クラブの入ったキャディバッグはスタッフがカートに積んでくれたり、自分で運んで載せたりします。
ロッカールームでプレーする服装に着替えます。プレー時間まで余裕がある場合、練習や準備運動をしたり、朝食を取ったりして過ごしましょう。持ち物を確認して、プレー開始10分前までには同じ組の全員がスタートホールに到着するようにします。
プレー中
ゴルフはいかに少ない打数で、ホール(カップ)にボールを入れられるかを競うスポーツです。クラブでボールを前に飛ばしながら(転がしながらでも大丈夫です)、フェアウェイと呼ばれる短く刈られたエリアを渡り歩いて、グリーンを目指しましょう。
スタートホールに着いたら、前の組がどこにいるかを必ず確認してください。前の人たちがいるところにボールを打ち込むのは厳禁です。大きなケガにつながる恐れがあるからです。前の組が2打目や3打目を終えて、自分の打つボールが届かないところまで離れてからティショットをしてください。
ボールが真っすぐ飛ばず、隣のホールに飛んでいきそうなときは「ファー」と大声で叫んでください。隣のホールをプレーしている人たちに危険を知らせるためです。隣のホールに落ちたボールは必ず周りを良く確認してから、拾ってください。隣のホールにいきなり飛び出していくのは危ないので絶対にやめてください。
初めてのラウンドではラフや傾斜地、バンカー、林の中、池などフェアウェイ以外にボールが行った場合、ペナルティを科さずにフェアウェイに戻せるといった独自のルールを設けてもいいかもしれません。ゴルフには後ろの組を含めて、みんなが気持ち良く楽しむために「プレーファスト」という考え方があります。最初のうちは打ちにくい場所に行ったら、あせってしまい、さらに難しい場所にボールを打ってプレーに時間ばかりかかるということになりかねません。こうしたことを防ぐために独自のルールはとても有効です。
ダブルパー(パー4なら、8打)より多い打数をカウントしないのも、プレーファストにつながります。グリーンに近づいたら、グリーンに乗せるためのクラブのほかにパターも持って移動しましょう。グリーンでは芝を保護するため、走るのは厳禁です。
ラウンド後
18ホールをプレーする場合、前半の9ホールを終えたら昼休憩を挟むケースもあります。料理自慢のゴルフ場もたくさんあるので、後半に備えておいしいご飯を堪能してください。帰りに車を運転する人はアルコールを控えてください。
プレーを終えたら、クラブの本数を確認しましょう。足りなかったら、ゴルフ場のスタッフに伝えましょう。途中のホールに忘れた場合、後の組の人たちや見回りするスタッフが見つけてくれるかもしれません。
お風呂に入ったり、着替えたりしたら料金を精算してチェックアウトしましょう。