ラウンドに適した飲み物とその理由、持って行くと良い量を知ろう!
ゴルフをするうえで欠かせないのが、水分補給。
適切な水分補給ができていないと、熱中症のリスクだけでなく、疲労やプレーに集中できないなど、体の様々なパフォーマンス低下にも繋がってしまいます。特に初心者のうちは、「どのくらい飲み物を持っていけば足りるのか」など、わからないことも多いと思います。
ここでは、そんな初心者の皆さんにぜひ知っておいてほしい、ラウンドシーンにおける「水分補給」のポイントをご紹介します。
ラウンドでは思った以上に体から水分が失われる。ごまめな水分補給を意識しよう。
ラウンド未経験の方のなかには、もしかしたらゴルフは「自然を楽しみながらのんびりプレーする」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にはゴルフも体力・集中力を要するスポーツです。
特に初心者のうちは、ボールが左右に大きく曲がったり、飛距離もあまり出ないため、進行が遅れないよう走って移動することも多くなります。
初めてのラウンドを終えた際、「こんなにたくさん動くなんて、イメージと全く違いました」と仰る方も多いです。
たくさん動いて汗をかけば、体から多くの水分が失われていきます。
気付かぬうちに「脱水」状態になってしまうと、体調を崩したり、プレーに集中できなくなります。
のどの渇きを感じたときには、すでに脱水状態にあるとも言われています。ラウンドの際は、のどの渇きを感じていなくても、意識してこまめに水分をとるようにしましょう。
ラウンドに適した飲み物は?スポーツドリンクや麦茶が良いと言われる理由
ラウンドのときは、水だけでなく、スポーツドリンクや麦茶などのミネラルを含む飲み物が適しています。
なぜミネラルを含む飲み物が適しているかというと、ヒトの身体の60%は水分でできていると言われており、その水分にはナトリウムなどの様々なミネラルが含まれています。ラウンドで汗をかくとそれらのミネラルも一緒に失われるため、ミネラルを含んだスポーツドリンクや麦茶が適しているというわけです。
さらにスポーツドリンクには、水分の吸収を速める効果や、エネルギー源である糖質(主にブドウ糖)が含まれています。そのため、スポーツドリンクはゴルフのパフォーマンス維持や疲労回復にも役立つのです。
ただし糖質を摂りすぎると、逆に身体への吸収が遅くなってしまうため、飲みすぎは注意です。
一方で、スポーツドリンクを水で薄めてしまうと、ナトリウムや糖質の濃度も低下し、それはそれで身体への吸収が遅くなります。
大量の汗をかく真夏であれば、スポーツドリンクだけでなく、糖質がほとんど含まれていない麦茶を合間に飲んだり、脱水時に備えてより素早く水分が吸収される経口補水液も併せて持参すると安心でしょう。
ラウンドにはどのくらいの量の飲み物を持っていくと良い?
ラウンドでは、日常生活のときよりも多くの水分が必要です。
冬のラウンドでは500ml~1L、夏のラウンドでは2Lほどの飲み物があると安心です。
とはいえ、2Lのペットボトルではラウンド中の置き場所に困るため、
500mlのペットボトルを複数本持って行ったり、水筒を持っていくと良いでしょう。
例えば700mlの水筒と、凍らせた500mlペットボトルを2本持参し、溶けたら水筒に補充するなど、皆それぞれ工夫をしているので、周りの先輩ゴルファーに聞いてみるのもおすすめです。
※水筒によっては、スポーツドリンクを入れてはいけない商品もあります。水筒を使用する際は、必ず取扱説明書を確認しましょう。
ゴルフ場で飲み物を買うことはできる?
ゴルフ場で飲み物を買うことはできます。
買える場所は、ゴルフ場によって様々ですが一般的には、下記の場所で買えることが多いです。
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ラウンド前
クラブハウスや、マスター室
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ラウンド中
途中のホールにある「茶店」と呼ばれる売店や、自動販売機。
ゴルフ場によって、茶店の場合もあれば、自動販売機の場合もあります。 -
ゴルフ場のレストランで
夏には、レストランで水筒用のお水や氷を無料サービスで用意しているゴルフ場もあります。
前半9ホールで水筒の飲み物を飲み切ってしまった時は、前半終了後の休憩時に、持参した水筒にお水を補充できます。ただ、ゴルフ場で販売されている飲み物は、コンビニなどお店で買うよりも種類が限られていたり、レストランでのお水提供も、実施しているゴルフ場としていないゴルフ場があるため、最低限の飲み物は持参するのが安心でしょう。
【まとめ】ラウンドにおける水分補給のポイント
ここまでのポイントのまとめです。
- ラウンド時に汗として身体から失われたミネラルを補給できる、スポーツドリンクや麦茶がオススメ
- 特にスポーツドリンクは、エネルギー源である糖質を適量含むので、ゴルフのパフォーマンス維持にも効果的
- 冬のラウンドでは500ml~1L、夏のラウンドでは2Lほどの飲み物を持参しよう
- のどが渇いたと感じる前に、こまめな水分補給を!
いかがでしょうか。
初心者のうちは、ゴルフのプレーに余裕がなく「うっかり水分補給することを忘れていた!」ということもあるかもしれません。
ラウンド時には、プレーだけでなく体調管理のための水分補給も大事であることを、ぜひ覚えておいてくださいね。