それまで黒い色が常識だったゴルフグリップに、“カラーグリップ”を提案してきたイオミック。その斬新なアイデアは、若い世代のゴルファーや女性ゴルファーを中心に爆発的なヒット商品となった。
しかし、イオミックがそもそもカラーグリップを開発した背景には、ルックス・ファッション性の追求だけでなく、「人の心理や感性に訴えるモデル」を作る目的があった。
心理学的に、人間は反射的に色の黒いものを強く握るという性質があるという。ゴルフにおいて、必要以上の強いグリッププレッシャーはミスの元。イオミックはその点に注目し、「黒」以外のカラーグリップを開発したわけだ。
また、同社ではグリップとしての役目を果たした自社製品を回収し、リサイクル活動を行っている。環境にやさしい製造サイクルを確立し、コストダウンを実現。さらに、その削減分を各種基金団体へ寄付することで社会貢献活動を積極的に行っている。