飛距離アップを実現するため、ドライバーに求められること。それは主に、スイートエリアを拡大し安定したインパクトが得られることと、ゴルファーの持っている最大限のパフォーマンス、ヘッドスピードをアップさせることだろう。前者はヘッドの大型化、後者はシャフトのスペックやクラブのバランスと大きな関わりがあると考えられる。
46.5インチの長尺仕様となる「ミズノJPX800AD」は、最新鋭の長尺クラブであり、以前の長尺ブーム時代のクラブとは違い、“長尺”であることを感じさせない振りやすさがあるドライバーだ。開発が進んだことで、ヘッドを軽く設計できるようになり、クラブバランスが適正になったことや、シャフト性能そのものが格段にアップしていることが主な理由といえる。
前モデルで好評を博した「パワーマキシマイザーシャフト」を大幅に軽量化し、より振りやすくなった「ミズノJPX800AD」ドライバーは、ヘッドスピードを上昇させる長尺のメリットが詰め込まれている。
シャフトが長くなればなるほど、ヘッドスピードが上がり飛距離もアップする。一方で、重心位置がヘッド寄りに移り、挙動が安定し難いクラブとなってしまう。また、長さの遠心力でスピードは出せても、重心が遠いと速く振ることも難しくなってしまう。
「ミズノJPX800AD」ドライバーは、シャフトのグリップ付近にタングステンシートを巻きグリップ側へ重心を持たせている。さらに高弾性の素材を使用することで前作よりも、クラブ総重量で約14グラムも軽量化することに成功した。重心は手元寄りに設定しつつも、大きく軽量化をしたことで、46.5インチの長さがありながら45インチの重さで振れ、ヘッドスピードを向上させる。ボール初速がアップし、さらなるビッグドライブが期待できるのだ。