スコア100切りのコツ
スイングが身につき、安定してボールが当たるようになったら、次はスコアアップを目指しましょう。「100切り」の達成はひとつの目安になります。
みんなが目指す「100切り」とは?
「100切り」とは18ホールを100打未満でラウンドすることです。各ホールには、規定の打数に当たる「パー」が設定されています。コースは距離の長いパー5(5打)、短いパー3(3打)、ミドルのパー4(4打)で構成され、多くは18ホールのパーの合計が「72」に設定されています。
仮に全ホールを「パー」でプレーすれば、スコアは「72」(イーブンパー)になります。全て「ボギー」だとしても、「90」です。「120」以上を打つことも少なくない初心者にとっては、遠くに見える数字かもしれません。
そこで、「100切り」がひとつの目標になってきます。
100切りを達成している割合と期間
GDOの調査によると、平均スコア「100未満」でプレーする人は、ゴルファーの3割しかいません。つまり、7割の人は平均スコアで「100」を切れていないということになります。初めて「100切り」を達成するまでにかかった期間は、1~3年が4割を占めています。
100切り達成のための3つのコツ
ここでは「100切り」達成のための3つのコツを紹介します。
- 安全策を取って大たたきのリスクを減らそう
100を切るためには、正しいスイングの習得や飛距離を伸ばすことも重要ですが、考え方やコースマネジメントも重要です。
「パーを狙わずボギーで上がる」と考えれば、気持ちに余裕ができ、100切りを達成できるかもしれません。
グリーン周りにバンカーや池などのハザードが控えている状況を考えてみましょう。力が入ってミスショットにつながりやすく、ハザードに捕まれば、ペナルティを課されて“大たたき”してしまうことも考えられます。
このような状況では、(1)遠回りになってもハザードを避ける、(2)確実にグリーンに届くクラブを選択する、または短めの番手で刻む、ことが大切になってきます。「ボギーでOK」という考え方で臨めば、余裕が生まれ、力まずにスイングできるでしょう。
- アプローチとパターを練習する
「100切り」達成のカギとなるのは、アプローチとパターだと言われます。例えば、グリーンまで残り150ヤードで、正確にグリーンを捉えることができれば苦労しませんが、グリーンを外せば、アプローチショットでピンに寄せることが求められます。
パターも同様です。「ボールを転がす」という小さな動きではありますが、250ヤードのティショットと同じ「1打」です。正確性を求められる短い距離(アプローチとパターのことを、ショートゲームとも呼びます)を得意にできれば、スコアメークにつながります。
- ボールの方向性を安定させる
飛距離を優先するあまり、力が入ってミスショットを招くより、8割くらいの力で、狙った方向に確実にボールを運んでいく方が、スコアが崩れる可能性は低くなります
その際、特に重要なのは「アドレス(構え)」です。飛ばしたい方向に、きちんとアドレスできれば、ボールの方向性は安定します。