高弾道フェードもアメリカ対策
(前略)小さい頃から宮里家の持ち球は高いドロー、(中略)ただ、米ツアーでは(中略)高いフェードがどうしても必要になってくるんです。(後略)
打ち方ですが、スタンスはほとんど変えず、ダウンスウィングを少し外から入れることでフェードを打っています。
ドローを打つときは後方から見たときに切り返しでクラブが右肩と首の付け根の中間くらいから下りてくる感覚で振っていましたが、フェードになるとクラブをより首の付け根に近いところから下ろすようにする、これでアウトサイドの軌道を作るのです。(後略)
風はハーフトップで対応
アイアンの3つ目の課題は低い球です。(中略)以前よくやっていたのはフェースを少し被せて打つことですが、これだと強く入りすぎてスピン量が多くなり、かえって球がフケてしまうことがあります。そこで今はスピンレスの球で風の影響を受けない球を打つようにしているのです。
打ち方はボールの芯をフェースのスコアラインの下から2本目あたりで打っていくイメージ、要するにハーフトップですね。(後略)
シャローでフォローを長めに押す打ち方ができるから、ハーフトップ気味にスピンコントロールが効いた球が打てるようになったのです。
*週刊ゴルフダイジェスト4月6日号スーパープロビジョンより抜粋
photo:T.Anezaki
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