気持ちよくスウィング
宮里 藍
始動が滑らかならフィニッシュまで気持ちよく振れる
いまや国民的ヒロインとなった宮里藍。2003年アマチュアながらプロトーナメントに勝ち、プロ宣言して一年後、最終戦で不動と賞金女王の座を争うとは誰が予測しただろう。世界のスーパースターたちが褒めるスウィングを宮里藍自身が解説する。
ドライバーもアイアンも私はまったく同じイメージで振っています。スウィングはひとつ、これは父からの教えです。
気をつけているのはバックスウィング。テークバックの始動さえスムーズに行けば、あとは流れでフィニッシュまで振り抜けますから。
私の一番の問題は、テークバックでシャフトが地面と平行になってからトップまでの間で、クラブがインサイドに上がってしまうこと。
そのせいで、トップでフェースが空を向くクローズになりやすいんです。
できればバックスウィングは斜め45度の軌道上を『まぁるい』ワンピースで上げたい。そうすればフェースを飛球線に対して常にスクェアに保つことができますからね。
ダウンはほとんど無意識です。腰のリードでクラブを下ろそうとか、手首の角度をぎりぎりまで保とうとか、そんな細かいことは考えていません。クラブを上げたら気持ちよく下ろすだけ。気持ちよく振れたときほど結果はいいようですよ。
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