勝利のドライバー
宮里聖志
右ひじのたたみが遅い」父のその一言が僕を優勝に導いた
2005年シーズン開幕戦のアジア・ジャパン沖縄オープンで、8打差をひっくり返し念願の初優勝を飾った宮里聖志。その勝利の鍵を握ったのが父・優氏の鋭い観察眼で安定したドライバーの豪打だった。
アジア・ジャパン沖縄オープン最終日。スタート前に父から「右ひじのたたみが遅い」と指摘されたことが、大きなヒントになりました。
もともと自分はテークバックを直線的に低く長く引くタイプ。その方がスウィングアークも大きく、インパクトゾーンも長くなると思っているからです。ところがそれをやり過ぎたために、クラブが体からどんどん離れ、右肩が盛り上がってしまっていた。
これではクラブをプレーンに乗せるのは難しい。
最終日は体とクラブの関係を変えず、右ひじのたたみを早めにしたことが好調なショットにつながりました。
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