大きく発達した低気圧の影響で日本海側が大雪に見舞われた1月24日、六甲山を越えた神戸市内でもその雪は観測された。底冷えのするあいにくの寒さとなったが、今年から米国ツアーに挑戦する上田桃子と、それをサポートするキャロウェイゴルフにとっては、寒さに負けている場合ではない。六甲国際GC内にある江連忠ゴルフアカデミーで、早速今季仕様のクラブテストを行った。
今回用意したのは、ロフト8.5度のLEGACYドライバー2本(1本は現在使っているグラファイトデザイン社製のPT6/SRを挿したもので、もう1本は同じくMD6/SRを挿している)と、米国仕様のHYPER Xドライバー(9度、PT6/SR)、それにFT-5(9.5度、MD6/SR)の計4本。
新しいシャフトとのバランスを見ながら、新ヘッドもテストする。寒さのため、本格的な打ち込みは出来なかったが、HYPER Xを見た上田は、「これ、左に行かないでしょ」と数発を試打。手ごたえを確かめていた。
ミズノクラシックでアルバトロスを決めた3W。一番合わせるのが難しいというフェアウェイウッドは、既存のものをそのまま使う可能性が高いため、今回はそのバックアップ(3W,5W,7W,9W)と、米国仕様のXフェアウェイウッド(3W,5W,7W,15度)を用意した。また、昨季は使用しなかったユーティリティも今後テスト予定だという。
X FORGEDアイアンの4番―PWをテスト。上田が最初に手にとったのは「私の基準クラブ」という7番アイアン。次にPWを試打したが、やはり寒さと強烈なアゲインストでフィーリングを掴むまでには到らず。「アイアンは絶好調の時にテストしないとダメ」と江連氏。温暖なハワイや沖縄で最終調整することになりそうだ。
日本と違う芝で戦う時に重要になってくるのがウェッジ類。今回は、X FORGEDウェッジで、ソール形状が違う3タイプ(スタンダード、PMソール/Phil Mickelsonソール、C-GRIND)を用意し、実際に打ち比べを行った。PMソール、C-GRINDは、接地面積を抑えてソールの抜けを良くすると共に、リーディングエッジが地面に近く、正確な技術を駆使して深い芝からでもクリーンにボールをヒットすることが出来る。
ボール3種/実際にボールを転がしてフィーリングをチェックする
日本では発売前の2種類の新製品、「Tour i」「Tour ix」をそれぞれテストした。共に、これまで使っていたHX TOURより打感がソフトでコントロール性能が高まっている。「Tour i」の方がよりソフトなので、HX TOURからは「ix」の方がスムーズに切り替えられそうだ。
「パターが一番分かる」という上田は、室内でボールを転がした。「ウェッジだと柔らかい方が良いけど、パターはツッと前に出る方が良い」と、その微妙なフィーリングをチェックした。
真剣に色見本を見る上田と興味津々の江連氏
新シーズンに向け、MOMOKO仕様のキャディバッグも準備する。いくつかのデザイン案と色見本を元に、お気に入りを決めていく。ウェアに合わせやすいかも、バッグの色を決める重要な要素となる。
上田桃子が江連忠ゴルフアカデミーに入門して以来、練習ラウンドを行っているのがこの「六甲国際ゴルフ倶楽部」。東西36ホールの雄大なコースに挑戦あなたも挑戦して見よう!
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