初心者ゴルファーに立ちはだかる、スコア100という大きな壁。練習場ではいい球が打てるのに、なかなかスコアに直結しないという人も多いのでは?スコアを縮めるためには、なんといっても本番での「ラウンド力」が大事だ。ラウンド時の考え方やちょっとした攻め方のコツを知っておくだけで、今の技術のままでも充分100切りできる可能性はある。
今回、金谷多一郎プロが100切りを目指すテスターにラウンドレッスンを実施。コースマネージメントや、よく遭遇するトラブルショットの打ち方を指導してもらった。これらの動画を参考にしてラウンドすれば、スコア100の壁を乗り越えられるはず! 【スタート前、ティショット】
スタート直前の練習は必須です。当日の打球のブレ幅や曲がり具合を把握して、そのデータをラウンド時に生かすようにしましょう。もし直前の練習でドライバーが20ヤードスライスするなら、ティショットはあらかじめターゲットを20ヤード左に設定しておく。スイングを変えてまっすぐ打とうとするのは禁物。それが大きなミスにつながります。 【セカンドショット】 残り距離が長い場合は、もっともミスの出づらいクラブを使って打つようにしましょう。無理なクラブ選択はミスの連鎖を招き、大叩きにつながります。 【アプローチ】 グリーンを狙う場合は最悪の状況を想定して、もっとも狙いやすいポイントをターゲットに定めます。大叩きにつながるハザードを避けることが大事です。 【グリーン上】 グリーンに上がる時には必ず花道から行きましょう。そうすることでグリーンの傾斜が読みやすくなります。 動画再生時間:2分26秒
無理にピン方向にボールを打ち出すのは禁物です。もっとも安全にフェアウェイに出せる場所を探し、なおかつ次のショットが打ちやすそうなところにボールを出すようにしましょう。その際には適当にフェアウェイに打つのではなく、グリーン周りのアプローチショットのように距離感を重視することです。
動画再生時間:2分27秒
バンカー内ではソールして素振りできないので、あらかじめ芝の上で素振りしておきます。フェースに開き具合、ヘッドスピード、取る砂の量をイメージして素振りしましょう。あまり難しいことは考えず、両肘に余裕を持たせてクラブを浮かして構え、インパクトで腕を伸ばす感じで振るとうまく出ます。
動画再生時間:2分29秒
傾斜地では、斜面に沿って平行に立つことが大事。左足上がりの場合なら、右足に体重がかかるように構えてください。傾斜地ではクラブのロフトの角度が変わってしまうことも覚えておいてください。左足上がりならロフトが大きくなるので、ユーティリティーなどを短く持って振るのもひとつの手です。
動画再生時間:2分13秒
池にボールが入ってしまった場合は、そのドロップ方法にも配慮が必要です。池に入った地点のすぐ近くにドロップする人が多いですが、ルール上、元の打った地点とを結んだ後方延長線上なら、どれだけ下がっても構いません。ドロップの際には後方を見て、打ちやすいライと距離を探してみましょう。
金谷多一郎プロ
84年プロデビュー。87年伊香保国際オープン優勝。トーナメント解説やレッスン、クラブ試打評価など広く活躍。1960年、東京生まれ。 木曽高雄さん
ゴルフ歴:2年5ヶ月、平均スコア:100 年齢:35歳、身長:168cm、体重:63kg ミスを「小さなミス」に収めるコースマネジメントと、ミスしてしまった場合の安全な脱出方法をミッチリ習うことが出来ました。大叩きを無くして、100切り突破を目指します!
取材協力/鶴舞カントリー倶楽部
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