いくら練習しても100を切れない人は、練習方法が間違っている可能性がある。スイング練習には2種類あり、そのどちらの練習をしているのかを明確にすべきだと金谷プロは言う。「同じ球を打つ練習でも、正しいスイングを身に付けるための練習と、コースでいいスコアを出すための練習は異なります。プロは、この2つの違いを明確に意識して練習しますが、アマチュアゴルファーは曖昧な人が多いですね」とのこと。カラダの動きに重点をおいた練習なのか、球筋に重点を置いた練習なのか、目的をはっきりさせて練習に挑もう。
正しいスイングを身に付ける練習は、インドアの練習施設が適している。あくまでも、チェックしたいのはカラダを動きだけ。球筋が見えないほうが、カラダの細かい動きに集中して練習できる。この練習では、使用クラブは1本だけでオッケー。自分の好きなクラブを使って、カラダに正しい動きを覚えさせよう。
球筋をチェックするには、できるだけ広いレンジで行うのがいい。ここでは、番手の飛距離や左右のブレ幅などをチェック。自分に多いミスの傾向も頭に入れておこう。どうすればボールが右に行くか、左に行くかなど、意図して球を曲げる練習も効果的。実戦を想定して、1打ずつクラブを持ち替えて打つ練習も取り入れよう。
ゴルフ場でのスタート前の練習は、カラダの慣らしとその日のショット傾向を見るためのもの。うまく打てないからといって、ラウンド直前にスイング自体をいじるのは絶対にNG。いつも通りに打てない時は、グリップやボールの位置、スイングのリズムやテンポなどを見直してみよう。
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