アスリートゴルファーにとって、ドライバー選びで注意しなければならないポイントが“重心距離”にあるだろう。一般的な大型ヘッドは慣性モーメントが大きく重心距離も長い。ミスヒットに強いという一方で、ハードヒッターにとってはフェースが返りにくいというデメリットを併せ持つ。自分のスイングタイプを見極め、最適な重心距離のモデルを選ぶことが望ましいだろう。
発売以来、アスリートゴルファーに強い支持を得ているフォーティーン「DT-111」。450CCの大型ヘッドながら“36mm”という短重心距離設定が評価されているようだ。ヘッドスピードの速いゴルファーでもボールがつかまりすぎず、程良いつかまりが得られることで「安心して叩いていける」と、いま愛用者が急増しているという。
飛距離をだすには最適なスピン量を得ることも忘れてはならないポイントだ。そのスピン量を左右するのが“重心深度”と“重心高さ”にある。まず、数値が小さいほどハードヒット時にもスピン量が多くなりすぎないという重心深度は36mmとやや浅めに設計されている。そして、21mmの低すぎない重心高さとの絶妙な設定により、飛距離とコントロール性能を兼ね備えた最適スピン量をもたらしてくれる値だ。やさしさ重視のドライバーが深く・低く設定されるのに対し、アスリートゴルファーへと明確にコンセプトを示している。
つまり、アスリートゴルファーをターゲットに、吹き上がらずに程好くスピンが効いた強弾道、高飛距離を実現するドライバーというわけだ。
さらに、ヘッド後部を高くしたハイバック形状、エネルギーを最大限に伝える2種類のチタン素材を使用した『ハイブリッドチタンクラウン』採用の『精密4ピース複合チタンヘッド』。スウィートエリアを広くする『マルチ肉厚カップフェース』など、最新のテクノロジーが詰め込まれている。
DT-111
素材:フェース:VLチタン(カップフェース)、クラウン:CA-チタン+KS-100チタン、ボディ:KS-100チタン、ネック:純チタンロフト:9度、10.5度
ヘッド体積:450cm3
シャフト:(1)MD-350gdカーボンシャフト(S/60g・SR/55g・R/50g)、(2)TS-70dカーボンシャフト(X/72g・S/70g)*受注生産
シャフト長さ:46インチ
クラブ重さ:308g(MD-350gd/S)