角膜を削り視力を矯正するレーシック手術。結果に満足している人もいる一方で、最近また健康被害に悩む人が増えてきたという。ゴルファーの関心も高いレーシック、本当に大丈夫?
実際に手術を受けたプロゴルファーに話を聞いてみた。平塚哲二プロが受けたのは7、8年前。「コンタクトだと、バンカーで砂が目に入ったりするとこすってズレたりするので、予備のレンズと、洗い流すための水を常備するなど、煩わしかった。でも、手術後はそれもなくなり、打ったボールもよく見えて満足しています」
一方、小達敏昭プロは、「02年に手術を受けて、0.03だった視力は1.2まで回復したが、今はまた0.2まで落ちている。それでも以前より快適なので、やってよかったと思っています。でも、また手術を受けたいかといわれると正直迷いますね」
タイガー・ウッズも手術を受けたが、術後「視界が乱れている。乱れた視界を無理に見るため頭痛がする」と、後遺症と思われる症状に悩んでいると現地紙が報じている。
レーシック被害者の会は「最近は老眼を治すために受けて被害に遭っている中高年が増えてきた。レーシック被害の実情は日本ではほとんど報道されないこともあり、十分な注意が必要です」と警鐘を鳴らしている。
眼科医は「失敗しないためには近眼治療専門ではなく、目に関するすべての悩みを相談できる眼科を選ぶこと。手術前のカウンセリングから執刀、術後のケアまで、同じ医師が見てくれるかも重視するといいでしょう」(眼科松原クリニック院長、松原正裕氏)
検討中の方は慎重に判断を。
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