最高気温が30度を超える「真夏日」という言葉が聞こえる季節になった。そうなると気になるのが、ラウンド中にしたたる汗。といっても、額の汗ではない。腰からお尻、ひどいときには股間にかけてズボンをびっしょりと濡らす汗が困るのだ。いい対策はないのだろうか?
「汗が染み出るのは綿のような吸湿性の繊維を使った下着を穿いているからです。とくにチノパンなど綿のズボンとの組み合わせだと最悪。もし下着が綿の人は、その上にポリエステルやナイロンなどの化繊の機能性インナーを重ね着したほうがいいですよ」というのはスポーツインナー「ドロン」の留目啓光氏。
でも、パンツ、インナー、ズボンの3枚も重ね着するとむしろ暑いのでは?
「いまの機能性インナーは、熱や湿気を外に放出して体を常にドライで快適に保ってくれます。肌触りもひんやりして、重ね着だから暑いということはありません」(同)
ただ、これだけでは対策はまだ不十分。お尻側をぐっしょり濡らす原因は、背中からしたたり落ちる汗にもあるからだ。その対策も同様で、ポロシャツなどの下に、綿ではなく化繊のインナーを着ることで快適になる。衣類大手のユニクロに聞くと、「エアリズムというインナーは、極細繊維によるドライ機能がついているので、汗を素早く吸収・拡散し、表に染み出るのを軽減します。メッシュタイプはとくに通気性抜群なのでお勧めですよ」(ユニクロ広報)
暑そうだと感じても、上半身も下半身もインナーの重ね着が汗びっしょりにならないコツ。それでも気になる方は、汗シミが目立たない黒の短パンでダメ押ししては。
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