パット・イズ・マネーと言われるように、パッティング技術の向上は即スコア短縮につながる。「パットで大事なのは、ボールをヘッドの芯でとらえること。それと距離感です」とは、金谷プロ。ただやみくもにカップを狙って打つのではなく、スイング練習と同様に、目的意識を持って練習することが大事だ。パターマットやカーペットなど、自宅でも手軽に練習できるのがパットのいいところ。地味だけれども、普段から練習を怠らないようにしたい。また、広い練習グリーンでは、普段は練習する機会のないロングパットの練習をすること。
芯でボールをヒットする練習と距離感を磨く練習は、別々に行うのがベター。ヘッドの芯に当てる練習は、感圧紙のシールを使って行うのが分かりやすくておすすめ。これで、自分のタイミングで安定したストロークができるように練習しよう。距離感を磨くには、自分が意図した場所でボールを止められるように、ひたすら練習! 芯でボールがヒットできるようになると、次第に距離感も合いやすくなってくるはずだ。
ゴルフ場の練習グリーンでは、普段はあまり練習できないロングパットの練習から始める。ボールを3個用意して、グリーンの端から端までどのぐらいの強さで転がるかを把握しておくと、パターの最大飛距離のものさしができる。次に、ターゲットをその距離の1/3、1/2と短くしていくと、その日のグリーンの距離感がつかみやすくなる。ある程度、距離感がつかめたら、ボールを1個にして実戦シミュレーションをやってみよう。ランダムにカップを定めて、カップインするまでパットすることを忘れずに。
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