INTERVIEW
ジャガーFペース
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プロゴルファー上田桃子インタビュー
Vol.3 Ambassadors Story by Momoko Ueda
ジュニア時代、トッププロが華やかな高級車で試合会場入りする姿を見て、
いつかは自分もああいうふうになりたいと励みにしていたという上田桃子プロ。
プロ入りわずか2年後の2007年に初勝利を含む5勝を挙げて賞金女王に輝いた。
その後、アメリカツアーを中心に活躍したが、2014年から再び日本ツアーを主戦場に戻す。
運転が好きで、仕事でもプライベートでもクルマのない生活は欠かせないという彼女。
2017年、ジャガーのブランド・アンバサダーに就任した。
第1回 ジャガーの故郷を感じたイギリス感
イギリスを代表する自動車ブランドであるジャガー。プロゴルファー、上田桃子は昨年からジャガーのブランドアンバサダーを務めており、SUVモデルであるFペイスのステアリングを握っている。
──上田
「私の中でジャガーというブランドは、以前は背の低いセダンで、グリーン色で、年配の紳士が乗っていて、というイメージでした。憧れてはいたけれど、でも女性には似合わないのではと勝手に決めつけていた部分もあったんです。でもFペイスを一目見た時、カッコイイだけじゃなく中身もともなった印象は確かにジャガーそのものだけれど、でもこれまでのイメージとは少し違うなと思ったんです。重厚な中にも遊び心があるというか、それは私が感じていたイギリス感にも繋がるものでした」
2005年からプロとしてプレーし、2007年に5勝を挙げ賞金女王に輝いた上田プロは、当時から海外にも積極的に挑戦していた。その中には、ジャガーの故郷イギリスも含まれる。
──上田
「イギリスではこれまで8回くらいプレーしています。世界で一番好きな国と言い切れるくらい好きですね。雨が多い天候とかコースの作りとかそういうものではないんですけど、街並みとか音楽とか、人の格好とか、伝統的で全てのものにしっかりとした理由があるように感じられる。日本にもそういう部分はあるんですが、イギリスはもっと重みがある感じで、でも一方では遊び心とかウィットがちゃんと含まれている。メリハリがあるというのかな。Fペイスも、初対面ではスッキリとしたフォーマルなイメージが強く伝わってきましたが、しばらく一緒に過ごしてみると、遊び心が同居していることがわかってきました。これが新しいジャガー感なのかなって、自分では解釈しています
獲物を狙う豹=ジャガーのような、キリッと引き締まった瞳でトーナメントに挑む姿がトレードマークの上田プロだが、今回は大好きなイギリスの話なのでその表情は明るい。時折ユーモアを交えながら、しかし真っすぐにこちらを見据えながら自らの思いを強く伝えてくる。世界各地を転戦し、プロゴルファーとして10年以上のキャリアを積んで来た彼女の言葉には説得力が溢れている。
──上田
「アメリカ人は楽観的、とっても陽気な感じ。イギリス人は対照的な感じで、最初は取っつきにくいし、打ち解けるまで凄く時間がかかるけれど、一旦仲良くなったらとても忠実な人たち。応援のしかたひとつとっても、アメリカ人はワーッと大声を上げるけれど、イギリス人はじっと見守って讃えて、という感じで気品がある。イギリスを訪ねるたびに素敵だなぁって思います」
島国に住む民族特有の内に秘めた強い気持ち。控えめで、しかし実は情熱的なイギリス人のスタンスは、日本人でもシンパシーを抱きやすいものなのだろう。そして上田プロは、イギリスで感じた控えめで真摯な気品を、現在の愛車であるFペイスにも感じるという。
──上田
「ボディの大きなクルマを運転することにあまり抵抗はないんですけど、でもジャガーFペイスに最初に乗ってみた時にはけっこう大きいなと思いました。室内も広々としているから当然なんですけど。でもドライブしているうちにとにかくスムーズで、スポーツカーみたいに速くて、仲良くなれるクルマだと理解できました。スタイルとか見た目の美しさだけじゃなくて、そこに性能がしっかり伴っている。でも最初からそれを主張してくるのではなくて、ドライブしているうちに自然と理解し合える、そんな感じ」
大好きなイギリスの風土が生んだジャガーのSUV。上田桃子プロはジャガーFペイスという相棒を得て、今日もグリーンの上でさらなる高みを目指しているのである。