No.314 『バンカーでFWが使えない』
9/30 更新
FWはバンカーで使えるクラブですか?
唐突ですが、フェアウェイウッドはバンカーから打てるクラブですか? 私の腕はHC15。フェアウェイからならグリーンに乗らないまでも、寄せるショットは打てるレベルです。しかし、まるっきりバンカーからは打てません。使っていいのか。使えるクラブであるならば、打てる方法を教えてください。
(広島県・37歳)
練習場ではマットの上の球を打つな
練習場での安易なる妥協はよろしくない。頑固さ、こだわりを最も必要とするのは練習場での時。頑固さとこだわりが安易な妥協を排除する部分はあるのです。
球筋、球質を追って行く時、妥協すればすぐさま諦めの気持ちがヘバりついて来る。諦めの気持ちのくっつき難い心は要ります。そして、それが上達の道筋を作って行くでしょう。
それは頑固なる気持ち、こだわりの気持ち。ラウンド時、練習場での頑固さ、こだわりは時にマイナス部分を生む。ラウンド時の風、傾斜、心模様は生きものだ。頑固なだけ、こだわり続けるだけでは対応し切れない変化が生じてくる。
貴兄は練習場でのウッド練習、マットでは打つな。ティアップした球を打つべきと思う。貴兄のスウィング、インパクト直前に右ひざの伸び切り状態を招いているようだ。左ひざが伸びても、右サイドの型がくしっかりしていれば足場崩れてもスウィング弧は崩れない。右サイドが崩れた時、スウィング弧は崩れる。
ひざの粘り、下半身の粘りと言うが、それはスウィング弧を崩さないがための教訓であった。この教訓、間違っていない。右ひざの伸び切り状態を修正するには宙の球を打てばよい。高くティアップされた球を打てばよいのです。
右ひざや左ひざが伸び切る癖持つ時、その癖を正すはティアップ球。高いティアップ球を打つ時ほど、ひざは伸び切らないようになって来るものだ。
理屈で眺めれば、高いティアップには球の高さの位置とヘッド弧を合わせるがために、ひざによる高さの調節は必要と主張することも出来ようが、打って頂ければ分かる。高いティアップ球は伸ばし切ったひざじゃ打てないものだ。
貴兄はティアップしてバッフィを打て。打てるようになるまで、フェアウェイバンカーでウッドは持つな。1回の練習場通いで50球、打てばよいでしょう。週に2回、月8回。2カ月もあれば十分。貴兄はバッフィ持ってバンカーに入れる技量を持つだろう。バッフィショットに自信くっつけばスプーンで打つは容易。
いずれにしても右サイドの崩れ、右ひざの伸び切り状態を正すまではコースラウンドでウッドを使わないとゆう妥協をすべきでしょう。妥協、結果を見れば遠回りとなる事あれば、、妥協、結果を見れば近回りとなる事もある。練習場では頑固にこだわり抱いて練習続け、コースラウンドでは押す時もあれば引き時もあり。その見極めこそが大切、と思いて妥協する時は冬風の鋭さの如くスパッと妥協して下さい。
見極めの強さ、シングルの扉を開くものです。努力あれ。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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