No.454 『素振りで上達する方法』
9/1更新
日々の成果を実感したい。
「仕事が忙しく、月1ラウンドのために出来るのは、毎日帰宅後50回の素振りのみです。すっかり毎日の習慣となっていますし、体の調子も良いことから続けていこうと思うのですが、イマイチ『上達している!』という実感がわきません。塾長流の素振り上達法などがありましたら、教えて下さい」
(東京都・35歳)
継続が生む力は見えぬもの。続けよ。
突然の変化が生む力は見えますが、継続が生む力は見えないものと思います。だから、継続を支えるは根気力。熱き情熱でも挑みでも勇気でもありゃしない。穏やかな情熱と根気だけだ。
ただ、根気も後ろ向きの根気じゃいけないと思う。やっぱり、前向きな根気は要りましょう。
後ろ向きは惰性であり、浅き義務感であり、やってりゃいいとゆう諦めに似た気持ちであり、前向きとは穏やかな挑み、己の明日を信じる妥算なき己への信頼、そして必ずや継続の先に新たなる変化が待つとゆう期待心だと思います。
素朴心はいい。一直線がいい。それらは根気を生むものであり、継続を支える気持ちだと思う。
貴兄は前向きの根気持つお方。今のままで充分。貴兄の素振り姿勢を変える必要はどこにもない。
私は棒を振っています。棒を振り続けて来たことがスウィングにどのような影響を与えて来たのかは分からないが、継続の生む力は見えないのであるから確かめ様もありません。
素朴であればいい。一直線であればいい。穏やかであればいい、結果は見ないで途中を眺めて行けばいい。
クラブで素振りする時は左腕地面に平行のショートスウィングのトップ型、右腕地面に平行となるショートスウィングフィニッシュ型の間、要するにショートスウィングで振るが最善と思います。
そして、球筋を変えたり、望みの球筋の獲得であるならばジャイロスウィング「円遊・四の型。下段の構え」で素振りするが最善でしょう。
この型、2カ月前にジュニア塾生に試みて大いなる成功をなしたる手段であります。一球も打たずしてスライスボール打ちをドローボール打ちに変えました。
一人二人じゃない、スライスに悩む者全員をドローに変えることが出来た。フック打ちをフェード打ちに変えることも出来ました。
球を叩く中での修正は難しいものだ。その時は修正出来てもプレッシャーの生じるラウンドになると修正メッキは剥がれ落ちる。
元を変え行くは元を変えることに繋がると思います。ジャイロスウィング「円融・四の型。下段の構え」です。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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