No.383 『ティの高さは体型で決める』
2/9 更新
ティアップ高さに基準はありますか?
最近のドライバーヘッドはメチャクチャでかくなりました。それに合わせて、ティを高くしたほうがいいと思ったのですが、プロのティの高さを見ると、ずいぶん低いので驚きました。ティの高さの基準があれば、教えてください。ちなみに私はヘッドスピード43m/s、飛距離240ヤード、ハンディ14の腕前です。
(東京都・37歳)
細身は低く、太めは高くと思います
球捕らえとゆう面から見れば細身の方のスウィングには低いティが似合う。太った方のスウィングには高いティが似合うし、中肉中背の方には低いティと高いティの中間がいいと思う。
細身の方はダウンスウィング時に腰が踏み込む先に移行して行く傾向を持つが、この平行移行は高いティに弱い部分を持つのです。細身の体はダウンスウィング時の踏み込むタイミングで平行移動を作るがコスリ球、ヒール当たり、トップ等、平行移行時のタイミングのズレから生じる淡いミスショットであり、低いティで打つことによってタイミングのズレは消し去れないまでも軽減する事は出来るものだ。
太った体は体の回転で体重移動を生み、細身の体のスウィングよりも平行移動の動きは少なく、その分、回転の均一性が生じるため、高いティでも打てるとゆう特性はあります。ティの高さは体型、細身か、太った体なのか、その中間体型なのかで決めて行った方がよいと私は思っている。
太った体型で低いティでの球叩きは飛距離を損ない、細身の体型で高いティでの球叩きは方向を損なうであろう。
多くのプロのスウィングを見て来ました。多くのアマの方のスウィングにも接して来た。体型とティの高さが合っていない方はスウィングとスウィングリズム、そして球捕らえのタイミングを崩していた。ティの高さは体型で考えるべきだ。ティの高さがスウィングを作り行く部分はあります。体重増えればティの高さ、高くすればよいし、疲れた時にもティの高さ、高くして行くがよいでしょう。
高さの基準は経験で得てもらいたい。打ちにくい練習場、打ちやすい練習場とゆう経験はどなたでもお持ちと思うが、ティの高さでその経験は生まれるものだ。ティの高さが合わないとインパクト直後に左ひじの引っ張り込み、左ひじの曲がりは生じる。ティの高さが合わないとインパクト後は乱れる。
貴兄は体型で高さを決めて行け。細身であれば低いティ、太めであれば高いティで打って行けばよい。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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