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■スイング理論は常に進化している(2)

“Feel”と“Real”には、ギャップがあるし、訳され方によって誤解を生む事もある。現実を正しく理解しなければ“Real”な部分さえ根拠のないものになってしまう。また、今は情報が氾濫しているがゆえに、それ以上のステップアップを望んだ時に自分にとって何が必要かそうでないかが判断できなくなってしまうゴルファーも多い（これまでにも多くのトップアマチュアが情報に翻弄されてしまった事でゴルフスイングを崩してしまった）。さらに、“Real”だけでも誤解を生んだりしてしまう事だってある。

例えばスイング中の頭の動き。「頭を動かさない」という“Feel”でいいと思う。しかし、“Real”ではバックスイングで約半分頭が右へ動き、ダウンスイングで元の位置へ戻る動きがあって、インパクトではビハインド・ザ・ボールで頭は右へ残る。

「現実はこうなっているんだよ。しかし、これに近づける為にはこんな感覚が必要なんだよ」。この理解が教える側にも必要になる。

現実を知り、動きをスムーズで理想的なものにする為に“Feel”が必要になるのだ。