国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースやギア情報が満載！

■パーマー、二クラウス、ファルド、プライスの時代

そしてスイングが大きく変化した時代。それが1950年代後半から登場してくる

★アーノルド・パーマー
★ジャック・ニクラウス

の時代だ。モダンゴルフからパワーゴルフへと移る飛距離時代の到来である。

飛距離を出す為の要素の中に高弾道、低（適正）スピンというのがある。現在ではクラブ性能でこの要素を具現化しているが、当時は身体を大きく反る“逆Cの字”のフィニッシュスタイルで高い打ち出し角、低スピンの弾道を打っていた。これより以前のスイングをフラット系オンプレーンとすれば、二クラウスやパーマーの時代はアップライト系オンプレーンとなる。この時代のクラブで球を上げる為の工夫をした結果、こうしたスイングが生まれたのだ。

そしてフラットとアップライトとくれば次はミドルプレーン。その代表選手が

★ニック・ファルド
★ニック・プライス

である。この時代になると既にカーボンシャフトを使うようになり、無理に飛距離を求めなくてもいい時代となり、それに伴い逆Cの字のフィニッシュをする選手も減り、バランス重視のスイングを目指すようになっていった。