INTERVIEW
レンジローバー
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プロゴルファー藤田寛之インタビュー
Vol.1 記者会見
通算18勝のうちの12勝が40代になってからの勝利で、
2012年には43歳で初の賞金王に輝くなど、歳を重ねるごとに進化を遂げ、
中年の星とも呼ばれる藤田寛之プロ。
師と仰ぐ芹澤信雄プロから譲り受けて以来、
2017年、満を持してランドローバーのアンバサダーに就任した。
ランドローバーのアンバサダーに就任して
ーー以前にも藤田プロにインタビューさせていただいたことがありまして、その時に「いつかウェアに(元々大好きな)『LAND ROVER』や『RANGE ROVER』のロゴを付けて戦いたい」とおっしゃっていたのを覚えています。
藤田 そうなんですよ。だから今回それが現実になってすごくうれしいんです。何しろ15年ほど前に師匠の芹澤信雄プロからレンジローバーを譲り受けて以来、何台もレンジローバーを乗り継いで、今も乗っているくらいですから。芹沢プロにも早速報告しましたよ。
ーー当然レンジローバーにお詳しいわけですが、アンバサダーとしてどのモデルを使うんですか?
藤田 いろいろ考えて、レンジローバーのLWB(ノーマルモデルよりもホイールベース<前輪から後輪までの長さ>が20cm長く、後席空間が特別に広い仕様)を選ばせていただきました。
ーーもうLWBには乗りましたか?
藤田 さっきちょっと初めて乗ってみました。
ーーLWBだと運転するより後席に乗りたくなるんじゃないですか?
藤田 それは魅力ですよね。でも遠征する際にはいつも必ず自分でハンドルを握るんですよ。運転することでリラックスできますから。疲れたら意味ないので長時間になると途中でだれかに交代しますけど。
ーー試合前に疲れるわけにいかないですもんね。
藤田 そうなんです。自分にとってレンジローバーに乗るということは、憧れという側面だけでなく、プロゴルファーとしての投資でもあるんです。疲れを最小限にとどめるという意味で。また何かあった時に備えて、安全なクルマに乗るという意味もありますね。いいゴルフクラブを使うのと同じことです。
レンジローバーの印象と抱負
ーーレンジローバーを長年愛用して、どういうブランドだととらえていらっしゃいますか?
藤田 僕に言わせるとレンジローバーには敵がいませんよね。このレベルの動力性能や乗り心地を備えているクルマは他にないわけではないんでしょうが、同時にここまでスタイリッシュで上品な雰囲気を醸し出しているクルマはないんじゃないですか? 長年“四駆の王様”と呼ばれ、他から目標にされ続けながらも同じようなクルマが一向に出てこないですもんね。
ーー最後にゴルフの話を聞かせてください。ここ2年ほど優勝から遠ざかっていますが。
藤田 今の状況についてふたつの捉え方があって、ひとつは自分自身が勝ちたいと同時に、応援してくれるファンの方々にひとつでも多く優勝する姿を見せたいという思いがあります。もうひとつは今年48歳になりますが、その年齢で第一線で戦えているということは、自分自身を評価してやってもいいんじゃないかと思っています。最近はそのふたつの思いが交錯するなかで戦っている感じですね。まあでも勝ちたいですよね、出ている以上は。