No.266 『膝の曲げと腰の高さ』 10/21更新
腰位置が気になります
塾長こんにちは。野球で守りのミスをいう時に「選手の腰が高かったですね」なんていわれますよね。ほかのスポーツでも「腰の高さ」は大切とされています。ゴルフは「膝を曲げろ」といわれることはあっても「腰の高さ」についてはいわれません。腰が低い時と腰が高い時で打ち方は変わるのでしょうか。いまちょっと「腰の高さ」が気になっています。
(千葉県・25歳)
10分間、立ち続けてみよう
腰の高さを決めるのは膝である。膝を固定したままで腰の高さを変えることは出来ない。
膝を思いっ切り曲げて、腰の位置を落として打った時、腰も膝も動かし難くはなる。ショートスウィングの沈み型で打って頂ければ分かると思う。膝の曲げ過ぎ、腰の位置の落とし過ぎは飛距離を落とし、方向は不安定さを増す。
逆に膝の裏を伸ばした棒立ちスウィングでも飛距離は落ち、球は曲がる。総ては程々が一番。極端さはゴルフには似合いません。
腰の位置、高いがいいか、低いがいいかと問われれば、高くもなく低くもなく、と答える以外に答えはなし。打ち方が変わるのか、と問われれば多少の変化あり、と答えるだけの事。
膝を曲げてアドレスした時、体重移動は下半身フィーリングで移して行ける。膝を伸ばしてのアドレスでは上体フィーリングで打って行けよう。
感性コントロールでスウィングする時、上体主導では膝を伸ばして腰の位置を高め、下半身主導では膝を曲げて腰の位置を低めた方がよいでしょう。
ただし、あくまでも感性である為、一般論という事、お断りしておく。例外はあります。膝を曲げての上半身主導のスウィングもあり得るものだ。
10分間、動かずジ~ッと突っ立っておく。一番楽な位置を膝は教える。その10分間、動かずに立ち続ける膝の曲げ様、腰の位置がゴルフスウィングの高さの基本位置だと思う。
10分間で貴兄の腰の高さは分かる。最後の3分で膝がはっきりと教えてくれましょう。お試しあれ。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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