No.303 『競技ゴルフと得意クラブの本数』
7/15更新
競技ゴルフで実力を試したい
私は熊本県のゴルフ場で1年半、研修生をした後、今は結婚してサラリーマンをしています。仕事をしながらゴルフレベルを維持するのは至難の業。月2回のラウンドがやっと。でも、競技ゴルフで実力を試したいと思っています。競技ゴルフの心構えを教えて下さい。
(千葉県・会社員)
得意クラブ6本なら日本アマ優勝です
プロを目指す研修生もアマ競技ゴルフも同じであろう。変わるもの、何ひとつないと思います。パープレーで回ればプロライセンスは得られるし、アマ競技での優勝も得られる。
プロテストの場合、地区予選から始まり、いくつかの予選を経て最終戦に行く訳だが、12ラウンドの関門があるとしても12ラウンド総てパープレーで回ればライセンスは手に入る。アマ競技も然り、パープレーで勝つ事は出来ると思う。コース難度が低い時、アンダーパー優勝となるが、コースレート72以上の難度だとパープレーのスコアで十分。
貴兄は1年半の研修生生活。大体、研修生は研修生生活5年で進退を考えるものだが、1年半で身を引くとは諦めの良い性格じゃある。基本を身につける月日である石の上にも3年にも足りない。座布団の上での1年半。
何故、貴兄は1年半で研修生生活を終えたのか? 己の才能、、性格を照らし合わせての結論だったのか゛それとも職場環境、練習環境、人間関係に問題あったのか? 1年半の研修生生活でどれだけのゴルフ技量となっていたのかを私は知りたい。
ジュニアからのゴルフ経験者であればパープレーで回れていたろうが、高校か大学を卒業してからのゴルフ経験なればパープレーの技量にはなれていなかったはず。
ジュニアからのゴルフ経験であれば月2回のラウンド、週3回の練習場通いでハンディ3は維持できよう。高校、大学卒業後のゴルフ経験で1年6カ月の研修生生活なればハンディ6くらいと思う。
スクラッチアマ競技に出場するにはハンディ3が要りましょう。ハンディ6はハンディキャップ競技、ネット競技ゴルフの出場レベルだ。スクラッチ競技レベルじゃない。貴兄は己の現在の技量を知れ。そこから貴兄の競技ゴルフは始まる。
いずれにしても得意とするクラブを作ればよい。不得意練習よりは得意なクラブの練習をすべきだ。不得意クラブの解消より得意とするクラブの本数確保の方が上達の目標となりやすいことだけは知ってもらいたい。
得意なクラブ3本持てばスクラッチ競技に出場できる技量にはなる。6本持った時には日本アマは取れよう。プロテストに通る技量にもなっている。
5本で地区アマ選手権優勝。4本で県アマ優勝レベルに達し得る。貴兄は得意なクラブ作りを目指せ。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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