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ゴルフ野性塾SP

No.316 『スウィングとボール位置』 10/15 更新


ダウンの強さやスピードが安定しません

小生は、ダウンスウィングにおいて、右手で叩くことが大切だと思っています。しかし、ショットの度に強さやクラブヘッドを下ろしていくスピードが変わってしまうのです。ダウスウィングで強く叩くことができ、安定する方法を教えて下さい。ショートスウィングとは別の解説でお願いします。

(岐阜県・39歳)


ボールの位置に妥協は許されない

photo アドレス時のボール位置を間違わない事が強く打つための必要条件じゃある。

アドレス時、ボール位置にスウィングを合わせるか、スウィングにボール位置を合わせるかでゴルフの難しさは変わって来るし、上達の速さも変わり、スウィング型も変わり行くものなれど、多くのアマチュアはボール位置にスウィングを合わせて来る傾向を持つ。

丁寧なるアドレス、丁寧なるスウィングとはこのアドレス時のボール位置への合わせ様を指すのであるが、ボール位置にスウィングを合わせる打ち方に丁寧さはないのです。

スウィングにボール位置を合わせるのが基本なれど、何故か、ボール位置にスウィングを合わせて来られる方は多い。当然、ふだん打っている球の位置が変わればスウィングリズムは変わり、球捕らえのタイミングも変わり、スウィング型そのものも変わるのであるが、アドレスやり直すのが面倒臭いのか、それともボール位置にスウィングを合わせるのを基本と思っておられるのか、ミスショットの出るアドレスを取られる方は非常に多い。

鶏が先か、卵が先かの問題による領域なれど、スウィングにボール位置を合わせて行くのが基本であります。アドレス時のボール位置が狂えばミスショットは出ます。ゴルフスウィングの丁寧さとはこの点に集約されているものじゃある。

強く叩き、安定したスウィングスピードを得たいのであればアドレス時のボール位置を間違えちゃいけません。ボール位置を間違えると強く叩くほどに球は曲がります。アドレス時のボール位置を間違え、その間違いをスウィングで修正しに行く手段は感性修正と申してミスを招く大きな原因となるものです。

貴兄はアドレス時のボール位置の確認を丁寧にやるべきである。適当な勘、適当な感性、そして妥協の位置では飛距離も方向性も歪み行くものだ。

ボール位置だけは妥協してはいけない。スウィングに球の位置を合わせる一途のこだわりは何としても必要。強く叩きたければこだわりを持ってもらいたい。そのこだわりの向く先はアドレス時のボール位置。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
No.317 縦振りか、横振りか (10/21) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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