No.338 『傾斜からの球筋』
3/24 更新
斜面で逆球が出てしまいます
逆球ってご存じですか。例えば、つま先下がりの傾斜からはスライスが出るのがセオリーですが、それがヒッカカる。逆につま先上がりからスライスが出るというものです。逆球がいつも出ればいいのですが、もちろんセオリー通りのボールも出ます。傾斜から一定の法則でボールを飛ばす法を教えて下さい。
(埼玉県・38歳)
前後の傾斜は右足の備えで工夫
ひざの高さが一定していればつま先下がりはスライス、つま先上がりはフックが相場。ひざの高さが違うとつま先下がりはフック、つま先上がりはスライスとゆう事になる。
貴兄は己のアドレス時のひざの高さを把握していない。特に右ひざの高さ。つま先下がり、ひざを十分に落としてかかと体重をかけ、フルスウィングすればフックボールの出る事はある。
逆につま先上がり、棒立ちのひざ構えで打って行った時、コスリ球の生じる事もある。あるいはつま先下がりのトップ位置で右ひざの流れた時、フックボールの出る事はあります。
いずれにしても、ミスはゴルフ上達の先導の役割を担うものであって、この世にミスなきゴルフはないでしょう。経験を知恵となし、その知恵を知識として残して来たのが理論ではあった。そして、その知識から新たな経験が生じ、新たな知恵の誕生の繰り返しが上達の道だと思います。
貴兄はもっと悩め。悩む程に貴兄のゴルフは丈夫になって行く。悩みはスウィングを固める豆腐作りの時のにがりみたいなものだ。
スウィングを固めよ。固まらないスウィングは予想外の球筋と球質を生む。つま先下がり、つま先上がり時の右足の構えに工夫あれ。つま先、体重配分、右ひざ。前後のライの変化には右足で、左右の傾斜には左足で構えて行くは基本。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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