No.351 『得意クラブ1本でシングル入り』
6/23 更新
シングルの壁で足踏み中です
私は今、壁にぶつかっています。日々の練習と努力でなんとかハンディ10までたどり着きました。しかし、シングル入りを目指しているのですが、10のまま、もう2年も足踏みしています。この壁を打ち破るには何をすればいいのでしょうか。特に苦手なクラブはないのですが。
(神奈川県・36歳)
得手、不得手なしに上達はしません
得意なクラブもなければ不得意なクラブもないとゆうのがシングル入りを難しくしている理由と思います。
シングル突入、あるいは80の壁突破は得意なクラブ1本で為し得るものだ。得手もなければ不得手もないでは突入するは困難。長所は勢いを持つ。その勢いは上達する上で欠かせないものではある。長所を作らなきゃシングル入りしていく勢いは作り難い。
貴兄は1本のクラブの徹底練習に入れ。シングル入りには1本だけでいい。ハンディ5突入には2本のクラブは要ります。ハンディ2になるには3本。3本の得意クラブを作るには努力も必要、才能も必要、運も必要となろう。
指導者に出会える運、ライバルや目標とする方に出会える運と、人にはそれぞれの出会いの運はありましょう。貴兄の運を問う時期はまだまだ先の事。今は貴兄の努力だけで為し得る領域。
1本の得意クラブを作ればよい。それが14本のクラブの中のどのクラブであるのかは貴兄自身の選択。難しい事ではない。貴兄のドライバー飛距離が220ヤード以内であるならばアイアン巧者を目指すべきと思う。ならば6アイアン。
ドライバー飛距離250ヤード以上であるならばパターでしょう。220ヤードから250ヤードの間ならサンドウェッジ主体のアプローチ技術か。
その理由、220ヤード以内のドライバー飛距離ならば狙い先はグリーン中央。250ヤード以上の飛距離ならばアイアンでピン狙える回数は多くなり、寄った5メートルの距離、3発に1発はブチ込みたい。
パーオン確率低いのは220ヤードから250ヤードのドライバー飛距離持つ方だ。220ヤード以内よりも250ヤード以上の方よりもパーオン確率、なぜか低くなるのがゴルフの面白さ。この事、ジュニア塾生のゴルフ、進化論塾生のゴルフ眺めて見て分かった事です。
220ヤード以内の方よりは強引にピンを狙って行き、250ヤード以上の方よりはアイアンショットに長い距離残るが故のパーオン確率の低さ。中途半端は難しい。ゴルフに於いての中途半端は220ヤードから250ヤード間のドライバー飛距離。ゴルフの難しさは220ヤードから250ヤードに集約されているような気はします。
ならば脱却したい。220ヤードから250ヤードの飛距離。私のドライバー飛距離は265ヤード。2月22日から27日までのタイ・バンプラGCでのコーチ合宿時、220ヤードティショット位置で18ホールプレーしてみました。無理と分かれば無理はしない。厳しいピン狙いの距離となればやっぱり無理はしない。そしてグリーン中央狙いに徹する事は出来た。
240ヤードティショット位置のプレーもやってはみた。中途半端な徹し様になった。グリーン外す回数は増えました。240ヤードティショット飛距離のゴルフは難しいと思った。私の飛距離220ヤードから250ヤードであるならば得意のクラブ作り、アプローチ方面に徹するか、ドライバー飛距離250ヤード以上に持って行くかで悩むでしょうな。
だが、一気にドライバー飛距離、増すのは難しい事だ。優先順位1位は、シングル入りの状況下、やっぱりアプローチ方面の得意クラブ作りになると思います。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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