No.394 『グリーン外からパターを使う是非』
4/26 更新
グリーン周りはパターと決めました
私は冬のグリーン周りからのアプローチをすべてパターで打つことに決めました。しかし、寄らなかったり、思いのほかミスすることがあります。やはりパターを使わなければいけない状況はあるのでしょうか。パターを使っていい状況と悪い状況を教えて下さい。
(栃木県・42歳)
経験し、その経験で判断するのですぞ
ありますネ。
サンドウェッジ、ピッチングウェッジで上手く球を拾う事出来ればパターを使う必要性もなかろうが、ダフリ心配でサンドウェッジで打ってたんじゃ苦しくも切なくなるばかり。だったらパターで転がし上げて行けばよいとゆう事になる。
転がすのであれば6アイアン、7アイアン、あるいはスプーン使ってみてはどうか、の案も出ようが使い慣れたクラブを使うが無難であるし、安全の確率高いと思う。
パターで転がすのは要は安全の確率を考えての選択であって成功の確率を考えたクラブ選択ではないとの認識は必要だ。ゴルフへの考え方の領域であるが安全確率のクラブ選択か、成功確率を考えたクラブ選択かで大きく変わるものはあります。スコアにすると10打は違う。
その辺りの指導がなされていればスコアは伸びる。適当であるとスコアは伸びない。ラウンドレッスンの必要性はそこにある。
ラウンドレッスン時のスウィング指導は必要ない。スウィング指導は練習場で行えばよい事だ。打ち慣れは得意につながるものであって打ち慣れクラブを粗末にしてはいけないのです。
理屈で申せば14本のクラブ、一番多く使うのはパター、2番目に使うのはドライバー。そりゃ、各ホール、グリーン外しまくりのゴルフならサンドウェッジとゆう事にもなろうが、パーオン続けるゴルフであれば2番目の使用頻度クラブは18ホール中14回は使うドライバー
とゆう事になりましょう。
人に感心してもらったり、ゴルフ常識に添うたクラブ選択に何の意味がある? ゴルフはティからホールカップへの辿り着きゲームであってその辿り着き手段、14本の中のどのクラブを使っても問題とはされないものだ。100ヤードからパターで転がしに行っても非難される筋ではないし、非難する筋でもなかろう。
常識は凝り固まる性質を持つ。凝り固まった箇所、流れは悪くなる。常識はたまに砕いてやらねば厄介事を招く。ただ、砕き続けてたんじゃ頼るすべがなくなり、これまた悩み迷いの元ともなりて、なかなかに厄介である。物事、余りの傾き過ぎは芳しくなさそうだ。
日本の政界、右も左も主流も反主流も傾き過ぎて、その内、全部ひっくり返るんじゃないかとゆう気になって来る。
貴兄はパターで転がして行け。エッジから10ヤード以内のすべてのアプローチ、パターで転がしてやりゃいい。経験してみなきゃ分からない事は多い筈。教わりての経験か、教わる前の経験か、よく問われる部分ではあるが、ゴルフは教わる前の経験のほうが役に立つものだ。
これで貴兄への答えは出せた。経験せよ。その経験で判断すりゃいい事、と---。ただ10ヤード以内と言ってもバンカー越え、芝生の長さが5センチ以上残っている状態での転がしは不可ですぞ。健闘を祈る。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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