No.433 『むやみにスウィングを変えるな』
3/10更新
ダフリが生じるのはスウィングが悪いせいでしょうか
先日トップスウィングで右肩が落ちると指摘されました。ダフリの原因はそこにあるのでしょうか。だとしたら右肩が落ちないようにするための方法を教えてください。
(福岡県・40歳)
眼線の距離を把握すれば解決するであろう
ダフリが生じるには幾つかの原因があり、その一因に右肩の一気の落ち様が含まれており、貴兄が指摘されたは間違いなきところ。ここで一つの認識が必要となるが、右肩の一気の落ち様でダフリ球生じるスウィングはいいスウィングなのであります。もちろん、リズムも正しいリズムじゃある。
悪いスウィングだとダウンスウィングに入ってからの一気の右肩の沈みはシャンクやスライス、あるいはひっかけ球を生んでいくはず。結論申せば貴兄のスウィングは理に適したスウィングと言えよう。
ただ、一気の右肩の落ち様はよろしくない動きである。スウィングを変える必要はまったくないが、右肩の落ちる原因だけは突き止めて、右肩の落ち様を止めてはおきたいものだ。右肩が落ちるからと言ってスウィングを変えに行く方もおられるようだが、それこそが過ち。間違っていないスウィングを変えにいけば、折角のいいスウィングを壊しもしましょう。この事、木を見て林を見ず、林を見て森も見ず、という事態を招きやすいのでご用心。
繰り返しますが、右肩が落ちてのダフリ球発生にはスウィングの問題ないのでありますからスウィングをいじくる必要はまったくないのです。眼線の位置に強さを変えて行けば解決つくダフリであります。
人は人それぞれの眼線の距離とゆうものを持つが、その左右の距離を把握しておればダフリ、トップ、どスライス、どフックは防げるものだ。要するに眼線の持つ左右の距離がダフリ、トップを生む訳であり、右肩の浮き様も生んで行き、それを防ぐがための練習場での己の眼線の距離幅の確認は必要となります。
いずれにしても己の眼線の左右の距離を知れば右肩の落ちる事態の7割は防げるでしょう。残りの3割はインパクト態勢が整わない中でインパクトを迎えると打ち急ぎ、焦り打ち、左肩の回りの不足、右ひじの絞り込み過ぎを原因とするものと思います。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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