2007年に史上最年少で賞金女王となったことに加え、米ツアー参戦を目前にしている上田桃子の始動とあって、兵庫・六甲国際ゴルフ倶楽部の「江連忠ゴルフアカデミー」には多くの報道陣が集まった。
朝、桃子がアカデミーに到着し、車のドアが開いた瞬間から、30人近いムービーカメラマンと音声マン、さらに多数のスチールカメラマン達が、桃子を追って一斉に大移動。その様子は、売れっ子芸能人の楽屋入りだ。
トレーニングがスタートしても、その騒ぎは加熱するばかり。桃子のベストショットを押さえようと、トレーニング会場の周りを、カメラマンたちが走る、走る。初打ちを披露し、江連コーチを加えたインタビューまで約3時間、そのお祭り騒ぎは続いたのだった。
昨シーズン終了から、多数のテレビ出演をはじめ取材ラッシュで年内はほとんどクラブを握る暇がなかった桃子。いきなりのハードトレーニングで多少、辛さも垣間見せたが、米ツアーに向け「今から楽しみ」「絶対に1勝する」と強い気持ちを持つだけに、いつかのように「もうムリ!」などと弱音を吐くことはなかった。
桃子はその後も日々トレーニングと調整に励んでいて、2月上旬に渡米する。
米ツアーでの活躍が楽しみ。アメリカでの試合や生活の模様は、月刊ゴルフダイジェスト3月号からスタートした連載「モモコ倶楽部」でレポートされる。こち
らも楽しみだ。
桃子の一挙手一投足にシャッター音が鳴り響く。撮影の場所取りも自然
と熾烈になった
練習メニューは他のメンバーと同じだが、ランニングはスローペース。
やっぱりお疲れ?
同僚の諸見里とバット素振り。黙々とメニューをこなす姿には今季への意欲が感
じられた
「スウィングのタテのブレを直す調整を」と江連コーチの指導にも気合が入る