三省堂書店神保町本店、8階特設会場で行われた、「あ・うんのゴルフ」のトークレッスン&サイン会。大きな拍手で迎えられた横田真一プロは、廣戸聡一氏との共著「あ・うんのゴルフ」の理論について、「本当は秘密にしていたかった」と笑顔で話し始めた。この理論を同業者に話すと「すごい理論だ、秘密にしよう」と皆が口を揃えるという。
「早速、みなさんがどのタイプが調べてみましょう」。横田プロの一声で、会場の50人を超えるお客さんが一斉に移動を開始。まずは、約半分のお客さんが会場いっぱいに広がり、両手を水平にして回転。次に水平ではなく傾けて回転し、どちらが自分にとって回りやすいかをチェック。この動作は、AタイプかBタイプかを見極める方法のひとつだ。「どちらかよく分からない」というお客さんには、横田プロがじっくりと見定めて判定していた。
全員でタイプチェックを行った後は、タイプ別に席を移動し、A1、B1、A2、B2の4タイプに分かれて着席。日本人に一番多いのはBタイプだが、やはり一番多かったのはB2、次に多かったのは意外にもタイガー・ウッズと同じA2タイプだった。横田プロと同じB1タイプが一番少ないという結果に。
各タイプのプロゴルファーの説明はもちろん、野球界のイチローや松井秀喜、長嶋茂雄、斉藤祐樹、スポーツ界以外でも、Aタイプの歌手としてサザン・オールスターズの桑田佳祐や松山千春、Bタイプに五木ひろしや浜崎あゆみなどを挙げ、身近な有名人のタイプを身振り手振りを交えて説明する横田プロの姿に、感嘆の声や笑いが終始起こっていた。
90分間では、とても説明しつくせない「あ・うんのゴルフ」理論。参加者全員が自分のタイプを知り「今日の話を思い出しながら、家で本をじっくり読みたい」「自分に本当にあっているグリップの形が分かった」などといった感想が聞かれ、一般的なトークイベントにはない充実感たっぷりのイベントとなった。