No.285 『ショートスウィングの感覚』
3/11更新
ショートスウィング卒業の時期は?
塾長の本を読んでショートスウィングを始めました。私が挑戦してみての疑問があります。形は分かるんですが、感覚が分かりません。トップとフィニッシュで両腕を地面に平行にする形は分かりました。が、球筋やボールの高さ、飛距離のイメージが湧きません。どんな感覚でどんな球が打てればショートスウィングを卒業できるか教えてください。
(横浜市・41歳)
1の扉が開くまで、待て
ショートスウィングに卒業はありません。ショートスウィングはスウィング作り、球筋作り、球質作り、飛距離作り、方向性作りの基本です。
基本に卒業証書なき様に、ショートスウィングに卒業証書もない。悩みて戻るのが基本。スウィングの故郷はショートスウィング。貴兄は一歩一歩と進化の階段を歩みし方。貴兄の悩みの傍らを伴するはショートスウィング。
練習場での練習の3分の1をショートスウィングで球叩きして貰いたい。6アイアンがベストなり。基本と共に歩めば何かが分かる。何かが見える様になって来ます。
球筋はドロー系、高さはショートスウィング覚える前の8アイアンの高さ、飛距離はフルショットの7アイアンと同じ飛距離となって行く。
打つ前からイメージが作れはしない。1000球打って小さな小さな一つのイメージが湧いてくればいい。イメージ一つ湧けりゃ成功したも同然。一つから新たにイメージの環が出来て行く。
勿論、ショートスウィングは集中の力も生んでくれます。集中とは同じ練習の方法、1本のクラブを打ち続ける事から生まれるものと思う。然れば漠然と打つ練習姿勢は変わりましょう。
10球打って5球のドロー球が出た時、6アイアンで打った球が8アイアンのフルショットの高さになった時、6アイアンのショートスウィングが7アイアンの距離になった時、貴兄はショートスウィングの最初の扉を開けている。
1の扉、2の扉、3の扉と貴兄の扉は開いていく筈。進むことです。進まなきゃ扉は開かない。待ってるだけじゃ、貴兄の手の中に飛距離も正確な方向性も入りはしない。1の扉が開く迄、打て。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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