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ゴルフ野性塾SP

No.299 『上半身が飛距離を生む』 6/17更新


女性でもタイガーを真似できますか

タイガー・ウッズ。かっこいい。強い。女性の私から見ても凄いゴルファーだと思います。私はゴルフ歴12年、HC9のシングルです。力は強い方ではありませんが、1Wは220ヤード近く飛ばします。タイガーのようなヘッドスピードはありませんが、何となくスウィングで飛ばそうというイメージで頑張っています。しかし、タイガーの一部分でも真似できたらな、という憧れを持っています。非力なゴルファーがタイガーの真似するならどこですか、教えて下さい。

(新潟県・31歳)


両肩の筋力を鍛え上げなさい

photo 220ヤードの飛距離は御立派。並みの距離じゃない。

私のキャリー飛距離は245ヤード。転がりを入れて265ヤードが私のドライバーの飛距離。貴女は飛ばし屋である。女子アマチュアゴルフ界では胸張ってティに立てる飛距離の持ち主。そして現在以上の飛距離を欲する貴女の気持ち、分からんではない。

ただ、今のスウィングを崩してまでもタイガー・ウッズの真似をしたいというのであれば反対する。ウッズは男です。それでも是非なる想いとあれば貴女にはウッズの両肩の強さを真似てもらいたい。

飛距離は上半身の強さが作るスピードで生まれるものだ。椅子に座って私はドライバーを打った事がある。220ヤード出せた。上半身だけで220ヤード。下半身の力を入れて265ヤード。その差は45ヤード。

これまでの論、下半身の強さを問う意見は多かった。飛ばしたければ下半身を鍛えよ、と。しかし椅子に座って上半身だけでスウィングして見りゃ分かる。飛距離の8割は上半身だけの力で出せるものだった。

上半身のスウィング型は飛距離生む許であった。下半身が生むのは方向性である。この事、これからの進化論の中で明確にして行くが、上半身は飛距離、下半身が作るは方向性と思って頂きたい。

貴女は両肩を鍛えて行け。飛距離は上半身を鍛え上げて行けば生まれます。貴女は両方の肩を鍛えて行け。次に肩からひじまで、ひじから手首までの筋力を鍛え上げよ。そして背中も鍛えて行け。肩の筋肉が弱いと飛距離は出ない。

ウッズを模倣するのであれば、両の肩の筋力しかない。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
No.300 なぜシャフトを立てるのか (6/24) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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