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ゴルフ野性塾SP

No.300 『なぜシャフトを立てるのか』 6/24更新


クラブが寝てしまいます

ショートスウィングはなぜ、トップとフィニッシュでクラブを立てるのですか。ショートスウィングでは意識して何とか立つのですが、フルスウィングのテークバックとフォローでは立っていきません。どちらかというと寝てしまいます。立てる理由と、立てる方法を教えてください。

(岐阜県・34歳)


立てればヘッドが加速する

photo 筋肉がショートスウィングの動きを記憶していない。ただ、それだけのこと。

他に問題は何ひとつない。だけど、このひとつの問題がなかなかに厄介という訳でしょう。貴兄の悩みはそこにある訳だ。

まず、意識の徹底さが要ります。中途半端な意識では筋肉の覚えも中途半端になるものでしてネ。必死にならなきゃ筋肉も必死になりません。意識と筋肉は必死という徹底の力で強く繋がりいくものです。甘い繋がりじゃ、甘い結果になるばかりの事。

貴兄はそこが満ちていない。徹底の意識がいる。それがなけりゃ、素振りと本番、ショートスウィングとフルショットスウィング時の違いは取り除けない。

立てる理由はただ一つ。速く振れる型であるだけの事。横振りじゃ筋肉頼みのスウィングとなって体重の移動はスムーズさを欠き、筋肉の強振りも招き、小さな小さな振りとなるは必然。

シャフトを立てる型は筋肉の強振りを阻止する型である。加速性が残る型でもある。徹底の意識でショートスウィングに向かって欲しい。貴兄に必要なのはその意識と思う。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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