No.300 『なぜシャフトを立てるのか』
6/24更新
クラブが寝てしまいます
ショートスウィングはなぜ、トップとフィニッシュでクラブを立てるのですか。ショートスウィングでは意識して何とか立つのですが、フルスウィングのテークバックとフォローでは立っていきません。どちらかというと寝てしまいます。立てる理由と、立てる方法を教えてください。
(岐阜県・34歳)
立てればヘッドが加速する
筋肉がショートスウィングの動きを記憶していない。ただ、それだけのこと。
他に問題は何ひとつない。だけど、このひとつの問題がなかなかに厄介という訳でしょう。貴兄の悩みはそこにある訳だ。
まず、意識の徹底さが要ります。中途半端な意識では筋肉の覚えも中途半端になるものでしてネ。必死にならなきゃ筋肉も必死になりません。意識と筋肉は必死という徹底の力で強く繋がりいくものです。甘い繋がりじゃ、甘い結果になるばかりの事。
貴兄はそこが満ちていない。徹底の意識がいる。それがなけりゃ、素振りと本番、ショートスウィングとフルショットスウィング時の違いは取り除けない。
立てる理由はただ一つ。速く振れる型であるだけの事。横振りじゃ筋肉頼みのスウィングとなって体重の移動はスムーズさを欠き、筋肉の強振りも招き、小さな小さな振りとなるは必然。
シャフトを立てる型は筋肉の強振りを阻止する型である。加速性が残る型でもある。徹底の意識でショートスウィングに向かって欲しい。貴兄に必要なのはその意識と思う。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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