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ゴルフ野性塾SP

No.306 『1本足打法で体重移動を学べるか』 8/5 更新


私の練習方法は正しい?

飛ばしに凝っていて、現在1本足打法で体重移動の練習をしています。いままで、左右への移動がなく、どちらかというと上下の移動の方が大きかったのではないかと思います。これは、1本足打法を試みたところ、私なりに発見したものです。しかし、1本足打法で練習するということがいいのかどうかが分かりません。今、私がしている練習は正しいのでしょうか。

(神奈川県・29歳)


基本型を身につけてからの打法でしょう

photo 私は1本足で打った事はない。両足をピタッとくっつけて打つ事はあるが、1本足で打った経験もなければ打つ気もない。

左足を上げ、ダウンスウィングで踏み込む打ち方をゴルフ1本足打法と言うらしいが、実戦的なのか? 体重移動のスムーズさを得るがための1本足打法をすれば、得るよりなくす部分が多いような気はする。

変えに行く時、その手段を取る時、最初に考えなければいけない事が一つある。変えて得る部分、変えてなくなる部分の収支の計算。そこを考えないと悩みだけが残る結果に陥るものだ。

1本足打法はスウィングの基本型を身につけた方がやるものと思う。スウィング基本型が身についてなくての1本足打法に何の重要性があるのか、私にはそこが分かりません。

興味半分の試し打ちであれば止めといた方がよい。体重移動のスムーズさは上半身のスウィング型が出来て、そこで初めて生まれるものである。上半身、特に腕の型が出来てなければスウィング型は複雑に向かうばかり。複雑が生むのは無駄なる動き。単純がよろしい。

貴兄は上半身の基本型が出来ているかを問うべきと思う。レッスンプロか、ハンディ12までのアマチュアの方に問えば答えてくれます。問うて、出来ているの答えが返ってくれば、1本足打法は貴兄のスウィングを進化させていくであろう。出来ていないの返事が来たならばショートスウィングで上半身の基本型を作るべきです。

ショートスウィングは体重移動をも教える。プロか、ハンディ12までの方に問うて下さい。貴兄の練習が正しいか、否かの結論を出すのはその後でしょう。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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