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ゴルフ野性塾SP

No.353 『スタート前の練習』 7/7 更新


一箱24球の効果的な配分は?

ラウンド前の練習についてお聞きします。通常はあまりたくさん打っても疲れてしまうので1箱が普通だと思うのですが、この1箱24球の効果的な練習法を教えてください。どのクラブで何球ずつ打てばいいでしょうか。

(東京都・44歳)


三つのチェックを習慣にすることです

photo スタート前の練習、スウィング型のチェックする時ではない。スタート前の練習は筋肉のウォーミングアップ、振りの感覚戻し、上半身と下半身のスムーズなる動き、要するに体重移動のスムーズさを確認する時である。この三つを確かめること出来れば日頃の練習と同じショットは打てるものだ。

練習と同じショットが出来ないのは筋肉、感覚、体重移動の三つの中の一つが不足している事となる。三つ揃って良質のスウィングリズムは生まれるし、球捉えのタイミングも生まれ行く。

アマチュアの多くの方はスタート前の練習でトップ位置、インパクト型、フィニッシュ位置等のスウィング型を求めたり、振りの感性だけを一本調子に求めておられる様だ。

スタート前の練習、やるべき事は一に球叩くが為の筋肉のほぐしであり、二に感覚三に体重移動の確認である。一番ティショットに奇策はない。日頃と同じショットが出来ればそれこそが穏やかなる成功。18ホールのラウンドを迎える時、それ以上のものは要らない筈。

貴兄は体ほぐしの為にサンドウェッジで7球の球を打て。次に6アイアンで振りの感覚を戻して行けばよい。打つ球数は7球。次にドライバーで体重移動確認の為の3球を打って貰いたい。最後に再び6アイアンで7球打て。

総てのスウィング、集中するが必要。惰性で打ってはいけない。スタート前の練習24球の時からウランドは始まっているのです。集中が要ります。惰性で打つのであればスタート前、100球打つべきだ。

私はスタート前の練習場にはサンドウェッジと6アイアンの2本を持って行く。打つ球数は48球。サンドウェッジで12球打ち、6アイアンで12球打ち、サンドウェッジで12球、6アイアンで12球打って練習を終える。

習慣は基本となり得るものだ。貴兄は24球、私は48球がスタート前の練習の習慣となり基本となる。そしてその日の状態に応じて基本を変えて行けばよいのです。

基本あれば変化できる。変化したければ基本を持つべきと思う。スウィングにスウィング軸ある様に、変化にもスウィング軸に似たる基本ありでしょう。自由とゆう生き方には生きるとゆう基本あるが如く、基本持ちての自在の変化であろう。

貴兄はスタート前の練習に習慣を付け加えて行けばよい。習慣は練習姿勢の基本となり得るものです。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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