No.359 『プレッシャーの中で打つ』
8/18 更新
意識過剰で大叩きです
先日、好きな女性をゴルフに誘いました。いいところを見せようと練習を積んで行ったのですが、意識し過ぎたのか見事に大叩き。プレッシャーに弱いなと自己嫌悪に陥ってしまいました。こんな私に是非、助言をお願いいたします。
(千葉県・28歳)
素振りで一点集中を作って行け
意識過剰ではない。人様の眼線を気にすれば意識し、人様の気配を意識しても気持ち乱れる事もあろうし、その意識に自意識を重なり合わせればプレッシャーは生じるものだ。
意識する事、愚でも悪でもない。そしてプレッシャー生じる事、恥ずべき事でも自己嫌悪に陥る事でもない。
プレッシャーの中で振って行けるスウィングを作るは、眼線、気配、人の声に慣れて行けばよいだけの事。練習で振れるスウィングを作り、慣れが眼線、気配、人の声への耐性を作り行くものと思うが、貴兄の場合、練習で振れるスウィング作って行くべきと思う。
練習場があれば練習出来る。1番ホールの眼線、気配、人の声に出会うはマレであろうし、眼線、気配、人の声を無視出来るまでの慣れを作るには経験が要ります。そんな経験待つよりは前に出て行った方がよい。
練習とは攻撃前進の姿である。待つは待ちぼうけ多く、期待する程に不安高まるものだ。前進せよ。練習あるのみ。素振りがいい。素振りでスウィングの振り慣れを作り、集中ポイントを作ればよい。
360度の景色眺めても己の景色は見つからないものでしょう。富士山には360度の景色があり、360度の富士山の姿があるものだ。眺められるのは一点の地。人間の体、同時に360度の富士の姿、眺める事は出来ない。
集中も同じ事。集中向ける一点を見つけなければ集中出来るものではない。スウィング全体の型に意識を向け、スウィング全体の振りに感性を注ぎ込むは困難。集中させるは尚の事、難しいと思う。
一点集中が最善。集中力を向けるスウィングの中の一点を見極める事が大事です。散らしてはいけない。
一億の霧の粒も散って舞えば一粒の霧と同じ。口の乾きを癒してはくれない。一億の霧、一点に集中すれば水滴となりましょう。乾きを癒してくれる玉露ともなり得る。
一点集中こそが力なり。素振りで作って行け。素振りで見つけて行け。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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