No.363 『トウ当たりインパクトの直し方』
9/22 更新
みんなトウに当たります
ドライバーは上手く打てるのですが、アイアンが打てない。そこで市販の打球跡がつくシールをフェースに貼ってみたところ、みんなトウ側に当たっている事に気づきました。こんなときはどうやって直したらいいのでしょうか。
(兵庫県・31歳)
単に球に近づいても直りません
ダウンスウィング移行時のクラブヘッドの動きの確認。
ダウンスウィング移行時の右腕と左腕のバランス調整。要するに力の入れ具合の確認。
ボールを捉えた瞬間の体の位置の確認。
フォロー時のヘッド弧の方向確認
以上、四つの中の一つに眼を向ければよい。そして修正。
近くに立ってもトウ当たりはいつ迄もトウ当たりするものです。ヒール当たりをするから離れて立てばよいと思われる方もおられようが、ヒール当たりはいつ迄もヒール当たり。ボールと体の距離を変えたとて直るものではない。
修正手段は貴兄の工夫の中でいい。工夫の手段、わからぬ時は今一度の連絡を頂きたい。
ルールは厳しく解釈? 賢く利用?
友人とルールに対する考え方で意見が分かれました。私の考えはルールは常に自分に厳しく解釈すべきと思っていますが、友人はルールは賢く利用して自分を有利にするもので、プロはそうしていると言うのです。塾長の考えを聞かせて下さい。
(兵庫県・41歳)
ルールに接する美賢情我の心
己に厳しく、他人に寛大が美。
己に厳しく、他人にも厳しくは賢。
己に寛大、他人にも寛大は情。
己に寛大、他人に厳しくは我。
ルールは美賢情我の中で転がり行くものと思う。ゴルフボールも転がる性質持てば、人の心も転がり行くものでしょう。そしてそれがゴルフ。
アマもプロも心、転がり行くは同じ。人、それぞれだと思います。心の美、心の賢、心の情、心の我、のルール解釈。貴兄はいずれの心でボールを打つのか。
小生は総てが適当。我でプレーする事はないが、美、賢、情の転がり様を否定はしません。プロトーナメントでは己に厳しく、他人にも厳しくの賢の心が基本となっています。
私もその中で生きていた。己に厳しい姿勢を貫くのは難しい事ではない。慣れてしまえばいいだけの話。いずれにしても己に厳しくあれば問題は起きない。
ゴルフの総ての基本はそこにあるんじゃないでしょうか。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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