No.372 『つま先と背中で方向を取れ』
11/17 更新
コースでは右方向に飛んでしまいます
練習場ではボールを真っすぐ飛ばせるのですが、コースに出ると全て右に行ってしまいます。かといって、無理に左に意識を向けると、今度は引っかけが出てしまいます。球筋というより方向取りに問題があると思います。塾長、コースでスクェアにアドレスする方法を教えてください。
(千葉県・25歳)
どんな球質で飛ぶかが修正のカギです
練習場ではストレートなのにコースだと右方向に飛ぶ時、その右方向の飛ぶ球質を問題とせねばならない。
練習場ではアゲンストにも横風にも強いライナー性球質なのに、コースだと吹き上がり球とゆう場合、それはアドレスだけに問題ありと思って頂いてもいいと思う。アドレス方向が右を向き過ぎ、右から叩き込んで行けば球は吹き上がります。実戦だと風に弱い球ばかりが出て来て困るとおっしゃられる方はアドレスの工夫で悩みの7割りは解消出来るものだ。
逆に練習場では吹き上がり球なれどコースに出るとライナー性の右行き球質になるとおっしゃられる方は、ダウンスウィングからフォローまでの右手首の角度が維持出来ている方であって、その方は均一のリズム確保出来れば技量、一気に上がるであろう。
練習場でもコースでも吹き上がり球質とゆう方はヘッド弧に問題がある。ダウンスウィング時のクラブヘッドの進入角度が鋭角的過ぎているはず。低いティアップで打つと、この傾向は生じます。練習場でもコースでもティの高さを2センチ上げる工夫は必要。そして、ゆっくりとした素振りとゆっくりとした球叩きでヘッド弧の修正をやるべきだ。
修正する時にスピードはいりません。修正に必要なのは丁寧さと忍耐と緩やかな球叩きスウィングスピード。アマチュアの多くの方が日頃と同じスピードで修正に入られているようだが、これはいい事ではない。スウィングスピードを落としての修正は基本です。普段の3分の1のスピードで球を打つ忍耐さはいります。
貴兄は己の球質を眺めよ。己の球質を知った時次なる修正の一歩は待っているものだ。スクェアに構える方法はつま先にクラブを置いて確認するが一番確実で単純なる方法。また、背中にアドレス方向板を想定して、背中で方向取る意識も有効な手段と申せましょう。
自分の眼で見える方向取りならつま先。自分の眼で取らない手段なれば背中。お試しあれ。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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