No.374 『性格と距離感の関係』
12/1 更新
40~60ヤードの距離感が合いません
100ヤード以内、とくに40~60ヤードの距離感が合いません。距離を標示する木や杭から判断するのですが、この中途半端な距離ではグリーンをオーバーしたり、ショートしたりすることがたびたびあります。やはり歩測して、しっかり距離を測って自信を持って打つことが最善なのでしょうか。また、目測で距離感を出す方法はあるのでしょうか。教えて下さい。
(長野県・44歳)
まず自分が臆病かどうかを判断します
私も貴兄と同じ事を繰り返して来た。そしてショート、ショートと同じ事を繰り返した、インパクトの力を増しての極端なグリーンオーバーを発生させた臆病者である。
私の経験で申すが、臆病な人間は歩測の距離、標示の距離に頼ったほうがよいと思う。また臆病でない方は、その結果は直感の距離で打って行ったほうがよいようだ。私は臆病人間であり、己の臆病さは把握出来ていたが、臆病人間が何に頼って打てばいいのかが分からなかった。
貴兄は己の性格を知るべきである。知りたる後、臆病であると思えば歩測の距離、標示の距離で打つべきでしょう。臆病ではない、の確信持てれば直感で打つべきだ。
直感の後に直勘が来るのかは人それぞれの分かれ様じゃあるが臆病な人は直勘の後に直感が来て、臆病でない方は直勘の後に直勘出来るものとゆう気はしています。
体を分析する必要はないと思うし、技を分析する必要もない。だが、心は分析すべきだ。分析された後、体とつながるもの、技とつながるもの、心とつながるものは見えて来る。体を分析し、技を分析しても心とはつながり難い。知るは心から、がゴルフ上達の一本道のような気もします。
己の性格を知るは大事。知らぬは月灯り、星灯りひとつない闇の路端の道を歩くようなものでしょう。貴兄は己の心を知るがよい。まずは臆病か、臆病でないか。知りてのアプローチの距離合わせじゃある。
歩測、標示合わせで行くか、直感打ちに出るか、だ。貴兄の問う100ヤード以内の距離合わせへの方法論はその後の話。己の心、知りたる後の再びの連絡を待ちます。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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