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ゴルフ野性塾SP

No.377 『ハザードを意識する事から逃げるな』 12/22 更新


マインドコントロールを教えて

セカンドショットでグリーン横にひろがる池やバンカーを見て、何もないと意識しようとするのですが、いつもミスをしてしまいます。意識しないなんてことはできません。何かほかのもの、例えば花道を想像して、他に意識を持っていけばいいのでしょうか。障害物を前にした時のマインドコントロールを教えてください。

(千葉県・28歳)


机上の論を私は信用しません

photo 意識して、意識する心を取り除く領域に達するを修練と申すのかも知れない。攻めていながら攻めてはいない、逃げているようで逃げてはいない、考えているようで考えてはいなくて、考えていないようで考えている。それでも頭ではなく体で・・・・。

貴兄は修練足りずの人である。人、最初に意識から入らずして体から入る。

皆、意識から入っていくのである。そして、意識の皮を1、2枚と剥ぎ取って行き、裸幹の姿になってそこで無意識で球打つ領域に達し得るものだ。

意識の皮を剥ぎ取らなければハザードへの不安は取り除けまい。修行足りん。もっと意識せよ。意識して意識して、意識に一度は埋没し、その後に剥ぎ取りの日々に入れ。

マインドコントロールと言うが、レッスン物識り本等が精神面での構え様を教えてくれること、私は信用していない。机上の論、頭の中の片隅から生まれた論、所詮は机上。信用すれば机上の論も役に立つが、信用しないのであれば飾り物に過ぎぬ。

すがれば信じる、信じれば没頭して行く、それが人と人の関係であろうが、心の構え様を作るは球叩く構えよりも難しいと思う。簡単ではない。球叩くよりも難しい。貴兄は私に意識の指導を求めておられるが、私では無理だ。貴兄の要望に応えるだけの心構え論、持ってはいない。

私に言えることはひとつだけ。意識せよ、意識する事から逃げるな




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
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目次
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No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
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