No.389 『斜面では3回素振りの後で打て』
3/22 更新
傾斜ライで距離感が合いません
フラットなフェアウェイからのショットはパーオンの確率が高くなりましたが、傾斜になると途端に距離感が合わなくなります。ナイスショットでも届かなかったり、オーバーしたり。「傾斜からの距離感」を教えてください。
(埼玉県・36歳)
斜面では平地の3倍の丁寧さが必要です
フラットライは素振り1回、傾斜ライは素振り3回と申す。傾斜でのショット時、素振り3回やって球を打て、とゆう事なれどアマの方の多くは逆をやっておられるようだ。
フラット時に丁寧なる素振りをやって、斜面のショットでは実に粗雑な素振りでアドレスに入っておられる。逆である。斜面のショットの時ほど、丁寧な素振りはいります。フラットライ時の3倍の丁寧さはいるものなのです。
丁寧な素振りを必要とする理屈は簡単。3つのチェックポイントの存在。一、アドレス時の体重位置の確認。二、スウィング時の体重移動の確認。三、体の回転をどこまでにするかの確認。
要するに球打つ前の確認事項が3つあるとゆう事であります。一度の素振りではひとつの確認しか出来ないものでしょう。丁寧さとはひとつの素振りでひとつの確認を目指す事であって、打つまでに時間をかけたり、あれやこれやと考え巡らす事ではない。ゴルフの丁寧さとは3つの確認。それ以上は必要ないものだ。
フラットライでは日ごろの練習球数が顔を出し、斜面ライでは基本のスウィング型が顔を出すものです。
ショットに自信持ちたいのであれば軽い前上がりライで打つべきと思う。球3コの前上がりライがいいでしょう。フラットライよりは打ちやすいと思うし、いいスウィングも作りやすいライではある。
前上がりだと、トップ時の左手甲の伸びたスウィングとなり、前下がりのライでは左手首が外折れしたトップになりやすい。大きいスウィングしたいのであれば前上がりライで球を打ち、トップ時の左手甲の張ったスウィング目指すべきだ。打ってみれば分かるはず。つま先下がりよりつま先上がりの方が振り切れるし、スウィング型も大きくなって行く。そしてつま先下がりでは左手首外折れ状態になりやすいし、つま先上がりでは左手甲張った状態になりやすい。
貴兄は斜面の打ち方、要するに正確な距離の作れるスウィングを求めておられる方。3回の素振りの後、スウィング始動すべきです。
左手首の型は確認事項三の中に含まれるものである。丁寧さを求めて欲しい。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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