No.403 『ダボを叩かないマネジメント』
7/5 更新
グリーンに届かないセカンドショットは・・
距離が長いホールやティショットをミスして、どうしてもセカンドが届かないとき、まず何を考え、どうすればいいのでしょうか。ボギーは仕方ありませんが、ダボを叩かないマネジメントを教えて下さい。
(神奈川県・55歳)
ボールとグリーンの間の状況を見極めよう
1にポールとピンの間にマウンドやウォーターハザード、バンカー、強い傾斜面のないポジションを選んで行く。
2に硬いグリーン面よりは軟らかいグリーン面を選ぶ。
3に奥へ下っているグリーンよりは受けているグリーン面を選ぶ。
この2と3の選択理由は転がしても上げても寄せやすいとゆうのが大きな選択理由です。出来得れば単純な受けグリーン状態が好ましい。
次にライの良さ。つま先上がり、つま先下がりよりはフラットライの方がいい。また、逆目よりは順目の方が打ちやすいし、ダフリ、トップのミスも防ぎやすい。そして薄く生えている芝生よりは厚く生えている芝生の方が良い。
結論を申せば、寄せを考える時、1に考えるはボールとピンの間の状況であり、2に考えるのがボールそのものの状況。オーガスタといえど、グリーン周り360度からピン方向を眺めた時、寄せやすい状況はあるものだ。ハンディ30の方でも寄せて行ける部分はあります。世界のコース、どうにも寄せようのないグリーン周りとゆうのはないと思う。
届かないのであれば、そこを狙って打って行くのが最善。そのツボ部分を知ればダブルボギーはない。ただ、無理すればダボも生じるし、未熟なアプローチ技術や追い詰められた精神状態だとやさしい状況からでも寄せ切る事は難しいだろう。
アプローチは1に距離勘、2方向勘のこの2つで構築して行けばよいが距離勘、方向勘、ともに取りにくいのが難度高きコース。コース難度を査定する時、ホールの長さだけでは査定できない。グリーン周り、何パーセントの寄せやすい状況があるか、でコース難度は大きく変わり行く。
スコットランドのプレストウィックは難しい。グリーン周り360度から眺めた時、寄せ切れると感じさせる部分は3分の1しかなかった。グリーン周りとグリーン上の斜面が難度を作っていた。
貴兄は単純斜面を選べ。それが最善であるし、単純斜面から寄せ切れるようになれば自信もつく。アプローチは自信が打って行くものだ。不安で打って行けば結果は不安感じたのと同じ答えになるだろう。
スコアを追い求めるがあまりの無理はしない事です。第2打、第3打、そして寄せでの無理はスコアをかならず崩します。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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