ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP
ゴルフ野性塾SP

No.414 『ロブショットの基本』 9/21 更新


絶対ミスしないロブショットの打ち方とは?

少しずつ芝がフカフカしてきました。この季節になるとアプローチをフワッと柔らかく打ちたくなります。しかしコツがつかめていないので、成功する確率が極めて低い状態です。絶対ミスしないロブショットの方法を教えてください。

(鹿児島県・41歳)


アプローチの球質はフィニッシュで作ります

photo 打つ前の素振りでスウィングの大きさと力の入れ具合の確認が必要でしょう。この場合、トップ位置の確認よりもフィニッシュ位置の確認が優先されるべきである。

球質を作るはインパクトからインパクト後と覚えておいてもらいたい。アドレスからトップまでの動きがスウィングリズムを作り、トップからインパクトまでが球筋を作り、インパクトからフィニッシュで球質を作るのがアプローチ。この論で押せば柔らかい球質が出せないのはインパクトからフィニッシュ間に問題ありとゆう事にはなる。

素振りで作れる。フィニッシュ型の確認、フィニッシュ時の力の入れ具合を素振りで確認すればよいのです。繊細なるものはフィニッシュで作るべきと思う。後の先、終わりて戻る初めへの目線がアプローチとパッティングには必要。

貴兄は素振りでフィニッシュの大きさを確認すべきである。スウィング型を確かめればヘッド軌道も確認出来よう。いずれにしても、いずれにしてもだ、ロブショットはインパクトをフィニッシュ型とするショットではないのです。集中力もいります。フィニッシュ型に気持ちを向けて欲しい。絶対はないが、絶対に近いものは作れるはずだ。

人間のやって行く領域、絶対と言えるのは、「いつか来る死の訪れ」だけだと思う。ゴルフの領域、トッププロの絶対は確率9割か。絶対に成功する、とゆう言葉と気持ちはトッププロの領域で10球中9球の成功であり、ハンディゼロから3までの方の絶対は10球中8球の成功。ハンディ4から7までの方の絶対は10球中7球の成功。

例えるに10センチのパット、油断しなければ10球中10球、入れる事の出来る距離だ。しかし、ボールに砂粒ひとつくっついていれば外れる事がある。マークするのを面倒臭がって打てば外れる可能性は生じる。要するに油断と集中力分散の確率。絶対にスライスしないスウィングと豪語していても足の裏が滑ればスラスイもする。

人それぞれの絶対はあろう。それを知れば謙虚にはなれなくても傲慢にはならない、と教えてくれた人がいた。貴兄の絶対は100バーセントの成功確率ではない。ただ、絶対の確率を高めては欲しい。知りたる後の挑戦が人間の生き味を作るのではないかと思う。

フィニッシュ作りがロブショットの基本である。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

つづく
back No.413 スウィング型と肩の痛み (9/13)
目次
No.415 速いグリーンはストローク勘で打つ (9/27) next
No.459 距離感をあわせるには・・・ (10/6)
No.458 バックスウィングは・・・ (9/29)
No.457 選手のマナーについて・・・ (9/22)
No.456 助言で崩れたら、新たな・・・ (9/15)
No.455 一途に6アイアンを打ち続けなさい (9/8)
No.454 素振りで上達する方法 (9/1)
No.453 夏のゴルフは無理をするな (8/25)
No.452 50歳を越えてからの練習法 (8/11)
No.451 咀嚼の力で・・・ (8/4)
No.450 球落ちの原因は・・・ (7/28)
     
   
 
坂田信弘

京大中退からゴルフを目指した異色プロゴルファー。主として週刊ゴルフダイジェストを根拠として漫画の原作、競技観戦記、レッスン書、レッスンビデオなど八面六臂の活躍をしているが、現在は次代のゴルファー育成のため開始したジュニア塾の塾長として脚光を浴びている。スウィング型を作るための「ショートスウィング」を提唱。
 
このページのトップに戻る top