No.427 『ドライバーの練習で大切なこと』
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ドライバーに必要なのは飛距離と方向性のどちらですか。
現在の飛距離230ヤード。今、ドライバーで悩んでいます。月例でバックティから7000ヤードのコース。これからさらにプラス20ヤード飛距離を伸ばすスウィングを目指せばいいか、飛距離を伸ばさなくてもいつもフェアウェイキープできるスウィングを目指せばいいか、塾長教えて下さい。その打ち方も同時にお願いします。
(東京都・38歳)
意識の向け方、優先順位を考えよ
意識の向け様を考えよ
物事、優先順位を間違えば難しさが生じる。事、進み行く中、歯車の大きさと回転数が合わなければトラブルが発生する。性格の不一致で男と女の仲、簡単にブッ壊れもする。易しい様で易しくないのが合わせるとゆう事。
優先順位は必要であろう。優先順位、間違っていない時、事の進み様は単純化を生む。単純は間違い難い。間違ったとしても戻り易いし、修正も効く。ゴルフ上達を求める時、この単純化は必要。単純な練習で単純な結果を求めて行けば間違えないものだ。上達の道、踏み外しはしない。
貴兄はドライバー飛距離20ヤード伸ばせるスウィングを目指すのか、飛距離現状のままで芯外しのないスウィングを作るのかの分岐に立っている。多くの方は20ヤードの飛距離欲しさの為に噂のクラブを買い、正確性を得るが為に新たなクラブを買いに走る。簡単な話だ。飛ぶから噂になり、噂にゴルファーの興味は群れて行くだけの話。
飛ぶとゆう噂のクラブ、貴兄の周りに4、5本全部、購入すればよい。当たり外れもあろうが、7割の確率で当たり出すのがゴルフのクラブである。20ヤードの飛距離は道具で何とでもなる距離だ。金で得られる距離である。270ヤード飛ばしてる人が20ヤード欲しいとなれば、こりゃ難しい。道具で得られる距離じゃない。でも230ヤードの飛距離を250ヤードに伸ばすのは簡単。使うボールの硬さを変えるだけで10ヤード、クラブを変えて10ヤードとゆう手段もある。
大きいヘッドには硬いボールよりも軟らかいボールの方が合う。高反発ヘッド材質にも軟らかなボールの方が合う。打ち較べてみた。球筋が違った。飛距離、10ヤード違った。球質で10ヤード伸ばせることが分った。
今のままのスウィングでもボールの硬さを変えるだけで飛距離変わり行くもの。フォローの時は球質、球筋をイメージして作って行くが最善。アゲンストの時はスウィングに意識を注いで打って行くが最善。フォローの時、スウィングを意識するは次善の知恵。アゲンストの時、球質、球筋をイメージして打って行くも次善の策、次善の知恵。
レッスン本に球質、球筋をイメージして打って行け、と書いてあるはフォロー時に最善となる知恵であり、打つ手段でもある。ここを間違うとゴルフは難しいものとなる。フォローの時は球質、球筋に意識を向け、アゲンストの時はスウィング型に意識を向ければ風迷いする事も少なくなる。左右の風の時は己の持ち球で決めて行けばよい。
日頃スライス系を打っている方は左からの風の時には球質、球筋に意識を向けて打てばよいのです。スライス打ちの方にとって左からの風はフォロー風となるが理屈。右からの風の時はスウィングに意識を向けた振りでよいでしょう。
フック系を打ち続けておられる方は左からの風の時にはスウィングに意識を向け、右からの風の時には球質、球筋に意識を向けて打てばよい。智の勇気、無心の覇気ありての戦い、と申すが、勇気と覇気の二つの気は如何なる競技においても必要なものであろう。無智の勇気よりは智の勇気の方が順応に勝れ、有心の覇気よりは無心の覇気の方が状況打開に優れていると渡しは思う。
勇気で風に向う時と覇気で風に向かわねばならぬ時ってありましょう。人間、体に二本の脚あり、心に二つの気ありでしょうね。無風の時は適当に打っときゃいい。適当とゆうのも立派な心構えであると私は思っています。
人間、息を詰めては生き続ける事なんか出来やすまい。適度の息抜きの為に娯楽があり、酒もある。適当に遊び、適当に飲んで人は己の人生を一歩一歩と大股で歩いていけるんじゃないでしょうか。適当がなけりゃせわしない小股歩きが待つだけ。私は小股人間。歩いた距離、人様の半分以下。今、想うに適当さが少し足りなかった様な気はしています。
貴兄は意識の向け様を考えよ。フォローの時、アゲンストの時、横風の時、無風の時の気持ちの向け様を確認すべきと思う。各風の時、これ迄何も考えないで打っていたとなれば即刻、考えるべきである。スウィングを変える、変えないはその後の話。優先順位を間違っちゃいけません。打ち方を教えて貰いたいとの願いは次なる機会に--。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
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