No.444 『ミス後の素振りは意味がある』
6/16更新
ミスした後、何気なく素振りしています。
ドライバーでチョロった、アイアンでダフった、アプローチでトップした……、ミスした後に何気なく、修正の意味を込めて素振りをしています。しかしそれには意図もなく、私はただやっているだけです。ミスした後にそれを修正する素振りには意味があるのか、意味があればその方法を教えてください。
(神奈川県・41歳)
いいショットした後も素振りせよ
大いなる意味ありだ。謙虚であればミスの後の素振りは出来る。上達の欲あればミスに背を向ける事なく、素振りは出来る。
貴兄には純なる欲がある。その欲、美しき欲。純であればある程に強く輝くか、逆に穏やかにくすみ行くか、であろう。中途半端は中途半端に輝くだけの事。貴兄は穏やかに輝ける人か。
欲の穏やかなる輝きは美しき輝きだ。心、和む輝きと思う。貴兄はミスの後の素振りを続けよ。欲を申せばいいショットした後の素振りも始めてもらいたい。ミスの後の素振り5回されているのであれば、いいショットの後の素振りは3回でいい。
ミスの修正は必要だが、長所の伸ばしも必要である。上達し行くは三脚の進み。明らかなるミス、その場に然り気なく置いて行きたいような平凡な結果、そして満足行くショット。
修正は変化の力を生む。貴兄は上達し行く力を溜めている最中の御仁。意味は考えずともいい。歩く右足の意味、考える必要はない。右足の次に踏み出す左足の意味、考える必要もない。
足は足。足は黙って役割果たすだけ。貴兄の本能の行為、それは純なる欲の現れであろう。今のままでいい。今のままで十分。
この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。
|