何年経ってもスコアが変わらないゴルファーと短期間ですぐに上達し、結果を出すゴルファー。
その差はなぜ生まれるのだろうか? 実は「考え方」にあるようだ。
ゴルフの経験は大学に入ってから。たった1年で84のスコア、卒業時には72に、そして社会人になって70を出した谷垣圭太氏。
聞くと練習はほとんどしなかったという。練習せずにそんなスコアが出せるのか?
東大出・谷垣圭太とレッスン・オブ・ザ・イヤー佐久間馨がその秘密を解明する。
【なんでうまくいかないのか問題点を明確にする】
大事なのは目的の明確化。「逆算」して考えることで、実現するためには何が必要か考えることができる。
上手くなりたいというあいまいな目標ではなく、絶対にいくつで回るんだなど明確な目標をもつこと。
【スウィングはたったの2秒。あれもこれもはできない】
自分の最大飛距離やベストスコアよりも、重要なのは平均スコアだということ。
自分の平均スコアを分析し、平均値を上げ、再現性を高める。
【チェックポイントはたったひとつだけ】
出来るだけ考え方をシンプルにすること。レッスン用語をすべて鵜呑みにしてしまうのではなく、
レッスンを自分なりに咀嚼し、自分のものに出来る整理能力をつける。
【パッティングだけはまじめに取り組む】
日頃の習慣も影響する。スコアが悪ければ一日が気持ち良く終われない。
スコアメークの9割を占めるパッティングを逆算思考で考える。
【チャレンジする気持ちを忘れない】
自分の実力を客観的に知り、足りない部分の仮説を立て、自分なりに試行錯誤しながらも、
果敢に挑戦すること。練習は技術の幅を広げるためのもの。
【コースでは「○○でいい」と思いたい】
状況を見極めるマネージメント能力をつける。ゴルフはリスクを背負えば大きなリターンがあるスポーツ。自分の力を冷静に見極め、結果を受け入れること。
【上手くなるには変数を減らす】
自分で決めた立ち方、打ち方、リズムで打つことで、ミスした場合の原因がわかる。
自分自身で調整できる変数を固定することで、質の高いフィードバックにつながる。