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悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

最短で上達する情報満載

悟のゴルフ〜頭を使って70台を叩き出す〜

 

第三章 完璧主義<楽観主義

第三章 完璧主義<楽観主義

ゴルフに完璧を求めるのは愚だ。アマチュアの方は技の引き出しが少ない分、パーを取る為、自分のショットに必要以上の期待をかけてしまう。少しでもイメージと違う弾道だと不安になり、不要な不安を抱えながら次のショットに臨みミスショット。その繰り返しの結果、パニックに陥り思考能力が低下。気分的には「期待⇒不安⇒イライラ⇒諦めモード」をラウンド中に繰り返す。思い当たる方はいないだろうか。

ゴルフは本来、楽しむべきためにあるスポーツだ。しかもぴったり思い通りの結果を望むことなどほぼ不可能なもの。ならばいっそイメージに近づくことを楽しむべきではないか。ホールインワンを期待するのも良いが、実際には「グリーンに近づければ良い」くらいをイメージする。それくらいミスの幅に余裕を持って楽しみたい。

アマとプロの差

「持っているイメージ(妥協案)」をAとしよう。「実際に望んでいる結果(最高の結果)」をBとする。AとBに開きがありすぎると、迷いながらショットに臨むことになる。そして「やっぱりBが良い!」と思いながらショットするのがアマチュアであり、「AとBの間に落ちれば良い」と考えるのがプロだ。

しかもプロは“できる事”だけをイメージし、その中から適切な一打を導き出すのでミスの範囲が狭くなる。一方アマチュアは“したい事”をイメージし、“できない事”“経験していない事”も戦略チョイスに加えるのでゴルフが難しくなる。これではしかめっ面になるのも仕方が無い。

上級者のゴルフが簡単に見える理由

ゴルフはシンプルイズベスト。上級者になればなるほどラクに考えてショットに臨んでいる。「簡単そうにプレーしている」ように見えるのは自分のできる事だけを行っているからだ。正しく経験を積めばショットの引き出しは増える。そうすれば出来る事、出来ない事が分かり、自分のゴルフが確立されてゆく。必然的に楽観主義になれるので、そうなれば黙っていてもスコアはついてくる。そんな理想的なゴルフを皆さんにもしてもらいたい。

この次のページで楽観主義になれる方法を紹介するが、単純に「結果に寛容になる」だけでも結果は違ってくる。是非次のゴルフで取り組むことをお薦めする。

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伊藤正治プロ
伊藤正治プロ

1959年生まれの東京都出身。中学2年生でゴルフを始めて以来、上達のための様々な工夫を実践。日本大学ゴルフ部に進み、アマチュアとして日本オープンに出場。プロ転向後もツアーで活躍。ティーチングに専念してからは経験を活かし後進を指導。愛弟子に'07日本女子アマを制した大学生の綾田絋子さんを始め、多数のトップアマチュアから師事される超多忙プロ。自身も日本オープンでの再起を目指して奮闘中。

  『Japan Open 27年ぶり出場目指して…』
 

悟のゴルフ バックナンバー

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第十二章 無意識に自分を洗脳してはいまいか?
第十一章 1日のメンタル・スタミナ
第十章 パソコンで何ができるの??
第九章 その日の真っ直ぐ探し、できますか?
第八章 ゴルフの力み
第七章 ゴルフは“気持ち良さ”があらゆる原点
第六章 科学で近道、努力には時間をかける
第五章 「技の引き出し」を増やす
第四章 イメージが湧けばスコアは縮まる
第三章 完璧主義 < 楽観主義
第二章 「無」が発想の源
第一章 覚悟のセットアップ
 

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