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スコアメークを左右するのは技術の引き出しの多さ、メンタルの強さ、ゲーム勘など様々だが、ある程度の技術を持ったゴルファーにとって一番簡単な方法がある。それは「イメージを湧かせる事」、又は「湧いてしまう事」だ。一般的に困難な状況に出くわしても、イメージが湧くのであればそれは成功する。但し誤解して欲しくないのは、無理にイメージしない事。「自然にイメージできる事」に取り組むことがポイントとなる。無理にイメージしても自分の許容範囲を超えているとそれは出来ない。自分の肉体が拒否反応を起こすか、或いは全く反応しないからだ。
ところが「イメージが自然に湧いてしまう」までには多くの経験が必要だ。経験が「可能」と「不可能」を感知し、正しいイメージに導いてくれるからだが、環境に恵まれないあなたでも心配はない。その場合は他人を活用すれば良いだけだ。例えばホームコースの上手い人と一緒にラウンドするのでも良し。プロのトーナメントを観戦して弾道を見ているだけでゴルフが簡単に思えてくるはずだ。できれば自分でも到達可能と思える選手を観察していると成長が速くなる。「こんな飛距離でもパー取れるの?」「難しく考えないでもハーフ30台が出ちゃう」が分かってくると、70台は目前だ。簡単に成功イメージが湧く練習法もあるが、それは次のページで解説する。
そしてもう一つ大切なのは他人の言葉や常識に惑わされない事。他人に「難しいそうなライだね」と言われても、全くそう感じなかった経験はないか?自分が自然にイメージできるショットであれば、それは簡単だ。万人にとって簡単なショットなど無い。逆説的に言えば、万人にとって難しいショットも無いのだ。常識的には難しい「バンカーの目玉」でも、自分がイメージできれば簡単。これを「常識的には難しい」と考えるとゴルフが難しくなり、成功イメージに辿り着けなくなる。ステップアップするには思い切って自分のイメージを信じる事にチャレンジしてほしい。
まずは「能動的にイメージを湧かせる」から始め、経験を積んで「自然とイメージが湧いてしまう」状況を増やす。これがゴルフ上達のカラクリと言っても過言ではない。他人の言葉に惑わされず自分のゴルフを確立しようではないか。
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1959年生まれの東京都出身。中学2年生でゴルフを始めて以来、上達のための様々な工夫を実践。日本大学ゴルフ部に進み、アマチュアとして日本オープンに出場。プロ転向後もツアーで活躍。ティーチングに専念してからは経験を活かし後進を指導。愛弟子に'07日本女子アマを制した大学生の綾田絋子さんを始め、多数のトップアマチュアから師事される超多忙プロ。自身も日本オープンでの再起を目指して奮闘中。
第四章 イメージが湧けばスコアは縮まる
スコアメークを左右するのは技術の引き出しの多さ、メンタルの強さ、ゲーム勘など様々だが、ある程度の技術を持ったゴルファーにとって一番簡単な方法がある。それは「イメージを湧かせる事」、又は「湧いてしまう事」だ。一般的に困難な状況に出くわしても、イメージが湧くのであればそれは成功する。但し誤解して欲しくないのは、無理にイメージしない事。「自然にイメージできる事」に取り組むことがポイントとなる。無理にイメージしても自分の許容範囲を超えているとそれは出来ない。自分の肉体が拒否反応を起こすか、或いは全く反応しないからだ。
ところが「イメージが自然に湧いてしまう」までには多くの経験が必要だ。経験が「可能」と「不可能」を感知し、正しいイメージに導いてくれるからだが、環境に恵まれないあなたでも心配はない。その場合は他人を活用すれば良いだけだ。例えばホームコースの上手い人と一緒にラウンドするのでも良し。プロのトーナメントを観戦して弾道を見ているだけでゴルフが簡単に思えてくるはずだ。できれば自分でも到達可能と思える選手を観察していると成長が速くなる。「こんな飛距離でもパー取れるの?」「難しく考えないでもハーフ30台が出ちゃう」が分かってくると、70台は目前だ。簡単に成功イメージが湧く練習法もあるが、それは次のページで解説する。
そしてもう一つ大切なのは他人の言葉や常識に惑わされない事。他人に「難しいそうなライだね」と言われても、全くそう感じなかった経験はないか?自分が自然にイメージできるショットであれば、それは簡単だ。万人にとって簡単なショットなど無い。逆説的に言えば、万人にとって難しいショットも無いのだ。常識的には難しい「バンカーの目玉」でも、自分がイメージできれば簡単。これを「常識的には難しい」と考えるとゴルフが難しくなり、成功イメージに辿り着けなくなる。ステップアップするには思い切って自分のイメージを信じる事にチャレンジしてほしい。
まずは「能動的にイメージを湧かせる」から始め、経験を積んで「自然とイメージが湧いてしまう」状況を増やす。これがゴルフ上達のカラクリと言っても過言ではない。他人の言葉に惑わされず自分のゴルフを確立しようではないか。
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